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麻婆豆腐を食べて麻婆豆腐の無料券がもらえる「無限・陳麻婆豆腐フェア」開催中!

激辛好きに告ぐ。「陳麻婆豆腐」が地獄的メニューを出してきたので絶対に食べてはいけない

2021年05月01日 10時30分更新

文● Mr.tsubaking 編集●ASCII

 「麻婆豆腐発祥の店」として、全国に10店舗を展開する「陳麻婆豆腐」。同店は、コロナ禍による様々な困難がある今、少しでもたくさんのお客様に「“食”で元気に」なってもらいたいという思いで「無限・陳麻婆豆腐フェア」というキャンペーンを展開している。どんなキャンペーンなのか、そしてどんな麻婆豆腐なのか体験してきた。

陳麻婆豆腐の完食で無料券がもらえる「無限・陳麻婆豆腐フェア」
辛さレベルが上がるともらえる無料券が増える

陳麻婆豆腐 新宿野村ビル店

 訪れたのは、高層ビルが林立する新宿副都心にある新宿野村ビル店。今回のキャンペーンは、指定のメニューを完食の上で、SNSに「#陳麻婆豆腐」をつけて投稿するかメルマガに登録することで、陳麻婆豆腐無料券が1〜5枚もらえるというもの。

イラストは、中華料理漫画「中華一番!」シリーズの小川悦司先生による陳婆さんだそうだ。

 無料券の枚数はメニューの辛さによって決まっており、看板メニューで最もマイルドな辛さの「陳麻婆豆腐」ならば1枚、今回のキャンペーンに合わせて期間限定で販売されている、同店史上最高の辛さを誇る「地獄陳麻婆豆腐」ならば5枚といった具合だ。

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■「無限・陳麻婆豆腐フェア」4月3日~5月31日

概要:期間中に対象メニューの完食&SNS投稿(orメルマガ登録)した先着88,888人に陳麻婆豆腐無料券を配布。配布する無料券の枚数は対象商品によって異なる。
▼対象メニュー
「陳麻婆豆腐」1360円~1410円・・・1枚
「正宗陳麻婆豆腐」(期間限定)陳麻婆豆腐に追加100円
                    ・・・1枚
「超辣陳麻婆豆腐」(期間限定)追加200円・・・2枚
「地獄陳麻婆豆腐」(期間限定)追加500円・・・3枚
※「地獄陳麻婆豆腐」は大変な辛さなので注文時に免責事項が記載された誓約書に署名が必須

麻婆豆腐を食べて麻婆豆腐の無料券がもらえる。

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 通常の「陳麻婆豆腐」でも無料券は1枚もらえるが、期間限定の「超辣陳麻婆豆腐」「地獄陳麻婆豆腐」ならばもらえる無料券が増えるし効率がいい。そのラインに挑戦したいが、そもそも通常の「陳麻婆豆腐」でもずいぶんに辛いという話を聞く。

 筆者は「一般的な範疇を逸脱しない程度の辛いもの好き」で、一蘭であれば秘伝のタレを5倍、CoCo壱番屋であれば4辛が好みといった嗜好なので、来店される方は感想を参考にしていただければ幸いである。

定番中の定番、看板メニューの「陳麻婆豆腐(ランチセット)」

 まずは、看板メニューからいただく。注文して数分で、香辛料の匂いとともに運ばれてきた「陳麻婆豆腐」は、豆板醤の赤とゴロゴロと入った白い豆腐の隙間で、日本でお馴染みのネギの代わりに入っている葉ニンニクが鮮やかな緑色を発している。見た目は日本風の麻婆豆腐より、かなり辛そうだ。

葉ニンニクが鮮やかだ

 店内の本場感から、ガチで辛い麻婆豆腐なのではないかと、少々ビビりながらもさっそく一口。確かな辛味はあるが、見た目ほどではないというのが第一印象。辛さより、程よい豆腐の食感と、牛挽肉の旨味が目立つ。その旨味のおかげで、白いご飯とのマッチは、もともと一つの存在だったんじゃないかというくらいに最高だ。

陳麻婆豆腐を食べる筆者

 二口、三口と食べ進めていくと、徐々に体の中から湧き上がるように辛さがやってきた。食べてすぐは辛さをあまり感じなかったが、唐辛子のポテンシャルは大器晩成型のようだ。背中と首元が発汗してくる。食べ終わった頃には、ひたいにもジワっと汗がにじんでいた。日本の一般的な麻婆豆腐よりは辛いが、辛いもの好きの筆者は、もう1ランク上でも美味しくいただけそうだ。

1ランク上の辛さの「正宗陳麻婆豆腐」に挑戦してみた!

 次にいただいたのが、「正宗陳麻婆豆腐」。四川にある成都本店と同じレベルで、陳麻婆豆腐の5倍の辛さだという。

正宗陳麻婆豆腐。花椒(ホアジャオ)マシマシのスパルタン・スタイルだ

 運ばれてきた正宗陳麻婆豆腐の見た目は、明らかにノーマルの陳麻婆豆腐とは違っていて、中央に大量に花椒が乗っている。食べ進めるごとにわかってくるのは、これが辛さのなかでも特有のジャンル「痺れ」だということ。正宗陳麻婆豆腐は唐辛子の辛さに花椒の「痺れ」をマシマシにした一品なのだ。

し、痺れる…

 辛いという感覚は、火を吹くイラストでもよく表されるように「熱い」にニアリーイコールであるが、この痺れはまるで、ドライアイスを押し付けられたように舌と唇が冷たくなっていくような感覚。

熱い、というより冷えていくように感じる

 それでも、牛挽肉が出す甘みを感じられるのは、いい肉が使われているのだろう。思わずパクパクと食べ進め、その倍の量ほどの白飯を掻き込む。

ダッチワイフのような小休止をする筆者

 そうしていると、痺れはy=x2乗の速さで増幅していく。往年のダッチワイフのように、口を茫洋に開いた素っ頓狂な表情での小休止が必要になってくる。 「唇を休ませる」という、人生初めての経験だ。

人体で北半球と南半球を表現している筆者

 その痺れに紛れて最初はわからなかったが、唐辛子による熱いボディーブローが確かに筆者の腹にヒットしていることに気がつく。これはもしかして、花椒が追加されただけでなく、唐辛子の量もノーマルの陳麻婆豆腐より多いのではないだろうか。発汗の量も、通常の陳麻婆豆腐より圧倒的に多い。口の周りが冷えたような痺れで、腹の中が熱いという、人体で北半球と南半球を表現しているような状況になって完食。

正宗陳麻婆豆腐、完食!

 そうして、陳麻婆豆腐無料券を獲得することができた。

これで陳麻婆豆腐が1杯無料になる! 余談だがこのあと「女子高生へのインタビュー」の仕事を控えている

 今回定番の陳麻婆豆腐と1ランク上の正宗陳麻婆豆腐はを食べた。参考までに申し上げると、少しだけ辛さに強い筆者にとって正宗陳麻婆豆腐は「つらくない辛さ」だった。それでも、大量の花椒のおかげで、発汗と口内の痺れはノンストップ。

 なお、この日、次の予定として「女子高生へのインタビュー」という仕事が控えていた筆者は、JKが引いてしまいそうな発汗と、往年のいかりや長介をモノマネしているような唇の痺れを急いで取らなくてはならない必要に迫られた。

 乳製品、中でも「飲むヨーグルト」が効果大という情報を聞き及んでいたため、近隣のコンビニで購入することに。 コンビニを2件回ったが、なぜかノーマルな飲むヨーグルトがなく、プルーン味で鉄分と葉酸が豊富なやつしかない。次の予定も迫っており、仕方なくプルーン味を購入。

麻婆豆腐のあとに飲むヨーグルトは最高!

 なぜか筆者は、正宗陳麻婆豆腐と女子高生の板挟みにあって、新宿の高層ビル群に囲まれながら、特に欲してもいないプルーン味の飲むヨーグルトを飲み、無用に鉄分と葉酸を摂取していうのであった。

上には上が……!
さらに辛さが上の「超辣」「地獄」も今だけ発売中

 麻婆豆腐を食べて麻婆豆腐の無料券がもらえる「無限・陳麻婆豆腐フェア」。さらに、今だけ通常より辛さレベルが上の「宗通」「超辣」「地獄」なども販売している。陳麻婆豆腐を利用する機会がある人や、お店は初めてだけど麻婆豆腐が好きという人には打ってつけだ。

 実際にいただいた感想としては、通常の陳麻婆豆腐は、日常食として美味しくいただけるが、それ以上のメニューを注文する際は、時間と飲むヨーグルトに余裕をもって臨むことをお勧めする。

今回「正宗陳麻婆豆腐」を食べたがさらに辛さレベル上の「超辣陳⿇婆⾖腐」、「地獄陳⿇婆⾖腐」がある。これらの辛さ増し商品は期間限定

「地獄陳⿇婆⾖腐」はハバネロを使⽤した過去最⾼の痺れと⾟さを楽しめるという商品。よっぽどじゃなければ食べないほうがいいと思う

 辛いものに強いと自負される方には、さらに激辛な超辣陳麻婆豆腐や、史上最強の辛さだという地獄陳麻婆豆腐も用意されている。が、地獄陳麻婆豆腐は食事というより兵器だという人までいる。筆者的にはよっぽどの自信がなければ絶対に食べないほうがいいと思うが、覚悟がある人だけ心して挑むといいだろう。

 筆者も、獲得した無料券で次のランクに挑むつもりだ。なお、無料券で麻婆豆腐をいただいた時には、無料券プレゼントの対象外。無料券の使用期限は6月30日まで。



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