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深澤直人氏デザインのAQUA冷蔵庫第2弾、見た目とコロナ禍の中で重視した機能は

2021年04月29日 09時00分更新

ライフスタイルの変化により沿った改善

 新製品では冷凍機能にもこだわっている。大容量冷凍室の上段には、マイナス30℃で一気に冷凍する「クイック冷凍」機能を用意。炊きたてご飯の冷凍やホームフリージングに活用できるほか、中段は食パンや冷凍食品を置くことができる。また、深さ約28cmの下段には500mlのペットボトルや冷凍ピザのような、大きい食品を入れることができる。

 さらに、AQUA独自の「おいシールド冷凍」を搭載。冷凍室内の温度変化を抑えて、食材の霜づきや乾燥を防ぎ、食品のうまみや食感を損なわずに、長期間おいしさを保つことができるため、まとめ買いや作り置きの保存にも役立つ。

現代的でシンプルなデザインを重視している。

 「⼤容量と、徹底した使い勝⼿を両立したのが特徴。さらに、業界唯一の冷凍室を照らすドア下LED照明の採用による見やすさ、使い忘れがなくなるレイアウトの実現により、食品廃棄ロスを減らすことができる」という。

 そのほか、従来モデル同様にクラス最薄の635mmであることから、最上段の奥まで手が届きやすいだけでなく、カップボードや食器棚との面を揃えやすく、キッチンのスペースを広く快適に利用できる。

大容量の冷凍室を持つ

 「他の冷蔵庫に比べると80mmスリム化した。たかが80mmだが、されど80mmである。おうち時間の増加で、男性が厨房に入ったり、家族が一緒に料理をすることも増えている。この80mmのスペースが、キッチンで作業をする際のストレス軽減につながる」と自信をみせる。

薛艶輝(シュエ・イェン・フゥイ)氏

 AQUAの親会社であるハイアールグループ本社冷蔵庫海外市場本部長の薛艶輝(シュエ・イェン・フゥイ)氏は、「ハイアールは、世界各国の市場において、ユーザーニーズや生活習慣を深く掘り出し、そこに最先端の開発技術とリソースを組み合わせることで市場を牽引している。日本は成熟市場であり、ハイアールは、日本の生活者のニーズを重視している。AQR-TZ42Kは、薄型設計の使いやすさ、冷凍鮮度保持、大容量冷凍室を維持しながら、幅を狭くデザインした。これにより様々な家庭のキッチンに適合できる。生活者が望むまとめ買いを助け、食材の長期保存ができる」と、新製品に期待を寄せる。

 また、AQUAの吉田代表は、「日本の家庭のキッチンに収まる、日本の家庭のための冷蔵庫を目指している」としながら、「ラグジュアリー感と機能面を損なわずにコンパクト化することを目指した。ミニクーパーが、小型でありながらも、しっかりした走りと、エスプリの利いたデザインを実現しているように、単に冷蔵庫の幅を小さくしただけでなく、機能性の差別化と、ラグジュアリー感を妥協なく詰め込んだ」と自信をみせる。

ラグジュアリー感のある外観

 そして、「AQUAは、ラグジュアリー家電のトップランナーとして、日本の市場をリードする」と意気込む。

 今回の製品から、AQUAでは俳優の長谷川博己さんをイメージキャラクターに起用し、AQUAのブランドメッセージを伝えていくという。

 ここでは、「あたらしい思いやりのカタチ。」をブランドメッセージとし、「思いやりの発想と確かな技術で、暮らしの質を高めるというAQUAの姿勢を訴求する」という。

 そして、吉田代表は、「ラグジュアリー家電による歓びを、多くの人に体験してもらいたい」と語る。

 ラグジュアリーをコンセプトに持つ家電が、これからの日本の家電業界に大きなインパクトを与えそうだ。

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