週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「釜揚げうどんの日」4月1日・2日開催!

丸亀製麺の「麺匠」が一番食べてほしいのは「釜揚げうどん」!麺匠のツウの食べ方をきいてきた

2021年04月01日 19時00分更新

文● ナベコ 編集●ASCII
提供: 丸亀製麺

 ごきげんよう。新年度が始まり慌ただしくお過ごしの方も多いのではないでしょうか。時間がない時も「丸亀製麺」が近くにあると、おいしいうどんを気軽にサッと食べられて助かりますよね。

丸亀製麺の「麺匠」をご存じでしょうか?

 製麺所のような雰囲気で打ち立ての讃岐うどんを提供する「丸亀製麺」は、2020年に創業20周年を迎えました。国内、47都道府県に店舗を構える全国的に愛されるチェーン。そんな丸亀製麺には「麺匠(めんしょう)」と呼ばれる達人がいるとご存じでしたか?

 丸亀製麺は「麺職人試験」という社内独自の製麺技術の試験があります。“職人”の技術が大事にされているところが丸亀製麺の魅力。麺匠・藤本智美さんは、丸亀製麺の中でも唯一「匠」の称号があるプロフェッショナル。日々、店舗を巡回し、麺の打ち方、茹で方、提供する麺の鮮度などを確認して、丸亀製麺の味を支えています。

丸亀製麺の麺匠・藤本智美さん。実際にお会いすると、柔和な笑顔の奥に匠のオーラを感じました!

 丸亀製麺ユーザーとしては、数あるメニューの中で、麺匠・藤本さんが最もオススメするメニューが気になるところ。

麺匠が一番食べてもらいと思っているメニュー、それは……

 丸亀製麺が3月某日に試食会を開催。麺匠・藤本さんがずばり「お客さんに一番食べてもらいたいメニュー」について語りました。それが「釜揚げうどん」です。

「釜揚げうどん」が麺匠イチオシメニュー。

 店舗で製麺したうどんを、水で締めずに、そのまま釜から上げた麺に釜湯を入れて一緒に提供する釜揚げうどんは、丸亀製麺の看板メニューのひとつ。讃岐うどんの本場、香川で有名な食べ方です。

釜湯ごと提供する「釜揚げ」は小麦の旨みが感じられる、丸亀製麺の看板メニュー。

 藤本さんが言うには、小麦を厳選し、手づくり・できたてにこだわる丸亀製麺のうどんならではの、小麦の旨みや麺のもちもちした食感を堪能するならコレ。もちろん、「かけうどん」「ぶっかけうどん」など他のメニューも自信があってオススメだけど、素直にうどんの風合いを楽しめるという意味では、釜揚げうどんが一番だそうです。

藤本さんのオススメの「釜揚げうどん」の食べ方

 麺匠・藤本さんから釜揚げうどんのオススメの食べ方を直々に聞いてきました。

麺匠直伝の釜揚げうどんの食べかたとは

①まずは何もつけず、そのままで食べる

 最初のひと口はうどんを素のままでいただく。つけだしを使用せず、釜からとった麺をそのまま口に運ぶ。すると、うどんそのものの小麦の風味とほのかな塩気が楽しめます。

②つけだしをつける

 ピュアなおいしさを味わったあとは、つけだしで味付けして。濃厚なだしでシンプルながらも食べ進みます。

 釜揚げうどんを食べるときにブチっと切れて湯がはねてしまった、そんな経験ある方がいるのでは。そんな方に朗報な、藤本さん流のテクニックをお聞きした。

桶を這わせるのがポイント。

 麺2、3本を箸で取ったら、上にあげるのではなく、桶のふちに這わせてつけだしに移す。こうすると、お湯が飛びにくく、桶のふちで釜湯を落とすせるので濃厚なつけだしを保てます。

③好みのトッピングを入れて

すりごまと生姜、青ネギなどがオススメだそう。

 薬味はお好みで。藤本さんは特にすりごまと生姜、青ネギの組み合わせがお気に入り。

④トッピングで味変

玉子とも相性良し。

 「生玉子」(70円)を追加して、つけだしに加えるとまろやかになり“味変”ができます。メリハリになって、食べ進めもよくなりますね。

⑤つけだしに釜湯を入れて飲む

ちょっと意外かもしれませんが、釜湯にもほのかに塩気が移っているんです。

 最後に、つけだしに桶の中の釜湯を注ぎ、蕎麦湯のように飲んで締めに。釜湯にはうどんの塩気や、小麦の旨味、グルテン質が移っているので、ほのかにとろみがあり滋味があります。

蕎麦湯のようにして楽しめます。

 釜湯まで楽しめるとは奥深いですね。実にツウらしい楽しみ方です。

食べている最中にも食感が変化
奥深い「釜揚げうどん」の世界!

 実際に、藤本さんが勧めてくれた食べ方で釜揚げうどんをいただいてみました。

麵匠おすすめの食べ方を試してみました

 つけだしを使わず麺だけで食べると、小麦のふわんとした優しい甘味が……! うどんには製麺過程で塩を加えています。塩が小麦の本来の甘みが引き立てるのでしょう。つけだしを使わないと味気ないものと想像していたら、そんなことはなく、優しい風味と、小麦のもちもち、ふわふわした弾力を楽しめます。

 つけだしを絡めて食べると、だしの濃さがうどんの輪郭をハッキリさせてくれます。水で締めてから食べる「ざるうどん」とはまた異なり、アツアツの状態で、もちやわの食感が楽しめるのが釜揚げうどんの特徴。

 薬味は、私はふだんだと天かすをたっぷり加えていますが、藤本さんのオススメのすりごま、生姜、青ねぎの組み合わせを試しました。なるほど確かに、生姜や青ネギが麺の風味を損ねずに、ピリッと風味をきかせてよいエッセンス。すりごまのの優しい風合いは、うどんに寄り添ってくれます。

 …‥‥こうして、いろいろな食べ方を試しているうちに、とあることに気が付きました。釜揚げうどんが、最初に食べたひと口目の食感とちょっと変わっています。

食べているうちに、ちょっとずつうどんの弾力に変化があります。

 藤本さんにいわく、釜揚げうどんは水で締めていないので食べている最中にも時間が経つと弾力に変化があるし、釜湯の風味も徐々に濃くなってくる、と。 

 このちょっとした機微が最大の魅力! 自分が好みの食感になるタイミングを突き詰めて見極めたくなる奥深さ。藤本さんが釜揚げうどんを一番推す理由にうなづけました。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事