データの受け渡しに、テレワーク&趣味で大事なバックアップ
主に毎週火曜日に発行している週刊アスキーの編集を務めるマブカハット。ライターからの原稿、カメラマンから送られてくる大量の写真データ、デザイナーから上がってくる入稿データと、日々雑誌を作るためのデータが蓄積していく。
編集者という仕事は特殊だが、毎日仕事をしていれば、データが貯まっていくのは当たり前だ。そんな時でも光学メディアは活躍する。
ハッチ:昨今は社内外や友人など、データの受け渡しは社内サーバーや、クラウドサービス、ファイル転送サービスが主流だけど、万が一の流出を考えると怖いよね。やはり、セキュリティー面を考慮するなら、メディアでの受け渡しが安心だよ。
実際、雑誌に掲載するアイドルやタレントさんの写真はカメラマンからCD/DVDメディアで納品されることも多いよね、光学ドライブを持っていないと困ることがあるんじゃないかな?
マブカハット:確かに、今でも雑誌の入稿データは、印刷所にDVDメディアで配送することもありますしね。
ハッチ:会社に出社していた頃と違って、テレワークでは自宅で仕事に使うデータを扱うことも増えたので、バックアップも重要だよね。自宅のPC内のストレージに加え、外付けHDDや会社管理のファイルサーバーに日々バックアップ。そうしたデータも長期で保存して見返したい場合、週や月単位で光学メディアに保存する3重バックアップをしておけば、個人としてはかなり高レベルな保険の出来上がりだ。
Windows 10では特別なソフトウェアも不要なので、書き込み対応の光学ドライブと、1枚25GBのブルーレイディスク(BD-R)などの光学メディアがあれば、USBメモリーなどと同じようにファイルの追加保存や削除が行なえるバックアップ環境を使えるのでオススメだよ。ただし、削除してもディスク空き容量は増えないので、注意が必要だよ。
ちなみに、繰り返し書き込みできるメディアには、CD-RW(700MB)やDVD-RW(4.7GB)、BD-RE(25GB)/BD-RE DL(50GB)/BD-RE XL(100GB)もあり、これらであればファイルを削除するとディスク空き容量もその分増えるので、よりUSBメモリーに近い使い方ができるよ。
繰り返し書き込みできるメディアでも、「ライブファイルシステム形式」とは別の「マスタ形式」で記録する場合は、ファイル単位での書き換えができず、メディア全体を削除→書き込みになるので保存する容量や、データの種類で使い分けると良いよ。
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