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LINE WORKSと人事労務freeeを連携して勤怠管理をラクにする

2021年02月24日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●MOVIEW 清水
提供: ワークスモバイルジャパン

 仕事で使えるビジネス版LINEである「LINE WORKS」(ワークスモバイルジャパン)の連載では、アカウント作成の基本からビジネスシーンでの活用術、便利なTipsなどを紹介していく予定。第53回は、人事労務freeeと連携させてLINE WORKSで勤怠管理を行なう方法について紹介する。

LINE WORKSで出退勤記録を打刻するBotの作り方

 勤怠管理に「人事労務freee」(freee株式会社)を利用している企業なら、連携Botを登録することで、LINE WORKSから出退勤の打刻が行なえる。会社としては様々なビジネス向けクラウドサービスを使う必要があるかもしれないが、従業員が無理にすべてのサービスを理解する必要はない。例えば、出退勤であれば、LINE WORKSをフロントエンドとして、スムーズに「人事労務freee」のタイムレコーダーに打刻できればいいのだ。

 smooth合同会社が開発した「LINE WORKS ×freee勤怠bot」は、PCはもちろん、スマホやタブレットでも打刻できる。常に利用しているLINE WORKSで事足りるので、毎朝「人事労務freee」にログインする手間が省けるというメリットがある。

 Botを登録するので、初回のみ設定作業が必要になる。順を追って作業すれば難しいことはないので、管理者はチャレンジしてみよう。まずは、「LINE WORKS ×freee勤怠bot」のアプリ詳細画面を開き、「アプリを利用する」をクリックし、freeeのアカウントでログインする。

アプリ詳細画面の「アプリを利用する」をクリックする

会社名を選択し、アプリ連携を許可する

 続けて、LINE WORKSの認証に必要な情報を入力する。API IDやServer API Consumer Key、Server ID、Server 認証キーは、LINE WORKSのDeveloper Consoleの「API」画面で確認できる。「ドメインID」もコンソールの左下に表示されている。

 Server認証キーは、「認証キー」からダウンロードしたファイルを開き、その内容をまるごとコピー&ペーストする。もしファイルが開けない場合は、拡張子を「.txt」に変換し、メモ帳で読み込めばいい。

認証情報やBotの情報を登録する

認証情報はLINE WORKSのDeveloper Consoleで確認できる

LINE WORKSにBotを登録できた

 最後に、人事労務freeeの設定でタイムレコーダー機能が有効になっていることを確認すれば準備完了だ。「勤怠登録Bot」のトークルームを開き、「利用開始」をクリックしよう。

人事労務freeeの設定でタイムレコーダー機能を有効にしておく

「利用開始」をクリックする

連携が終われば、LINE WORKSだけで勤怠管理ができる

 初回のみfreeeにログインするように促されるので、トークをタップしてログインする。連携が完了すれば、画面下のメニューに「出勤」と「退勤」というボタンが表示される。「出勤」をタップすれば、「打刻されました」と表示され、人事労務freeeに情報が記録される。なお、「出勤」と文字で入力しても打刻されないので注意しよう。

「freeeにログイン」をタップする

freeeアカウントにログインする

連携が完了した

「出勤」をタップすれば、打刻できる

打刻した時間がタイムレコーダーに記録される

 退勤する際も、同様にメニューから「退勤」をタップするだけでいい。自動的に勤務時間が計算されるのは便利だ。出勤打刻をして退勤を忘れた場合は、とりあえず出勤打刻した時間に所定労働時間+休憩時間を加えたタイミングを退勤時間として登録するようになっている。

 会社に戻らなくても出退勤の打刻ができるので、出先に直行したり、直帰する際でも問題なし。初期設定は少々手間がかかるが、その後、全社員の業務効率がアップする効果は見逃せない。特に今回の連携は追加コストも発生しないのでオススメ。LINE WORKSと「人事労務freee」を導入している会社なら要チェックだ。

 次回は最新のバージョン3.0で生まれかわったタスク機能について掘り下げてみたいと思う。

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