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マレーシア工場は清算へ

パナソニック、太陽電池の生産から撤退へ

2021年02月01日 19時30分更新

マレーシア工場(2011年当時)

 パナソニック、ライフソリューションズは2月1日、マレーシア工場および島根工場における太陽電池の生産終息を決定したと発表。これにより、同社は2021年度中に太陽電池の生産から撤退し、事業構造改革を完了させるとしている。

 マレーシア工場については、2021年度中に、太陽電池ウエハ、セル、モジュールの生産を終息する。建物、土地などの資産については譲渡を検討するとともに、マレーシア工場の現地法人であるパナソニック ソーラー エナジー マレーシアを清算。従業員については、割増退職金支払や再就職支援など、誠意ある対応を行なうとしている。

島根工場(2015年当時)

 島根工場は、2021年度中に太陽電池セルの生産を終息するが、パワーコンディショナー、蓄電池などの生産は継続する。太陽電池の生産に関わる従業員については、同工場内を基本として、今後成長が期待されている領域への異動により、雇用を維持するという。

 また、生産撤退に伴い、二色の浜工場における太陽電池の研究開発機能を縮小。人的リソースについては、成長領域へシフトするとのこと。なお、今後も国内では太陽電池の生産委託などによるパナソニックブランドでの販売を継続し、海外では北米などで実施している太陽電池の外部調達による販売を継続する。

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