【楽天モバイルの新料金でわかったこと、その5】
1年無料の枠はすでに80万を切っている 春商戦で終了?
300万人を対象としていた1年無料のキャンペーンだが、申込数はすでに220万を上回っているとのことで残り80万弱ということになる。
昨年4月に「Rakuten UN-LIMIT」を申し込んだ初期のユーザーは、間もなく「無料で使い放題」は終了することになるが、今から1年無料であれば、夏以降の楽天エリアが広がった状態でも「無料で使い放題」が可能なので、よりメリットが大と言える。また、今なら初めての申し込みで小型スマホ「Rakuten Hand」が実質0円で入手できるキャンペーンも実施されている。まだ、自宅が楽天のエリアになっていない人も、そろそろ検討するのがいいかもしれない。
【楽天モバイルの新料金でわかったこと、その6】
サブ回線としての利便性は大 iPhoneのeSIMに入れると便利
その4でも触れたが、楽天モバイルにとっての課題はどこまで言ってもエリア。面としてのカバーももちろんだが、プラチナバンドが無いために、屋内などのカバレッジで厳しい部分はどうしても残り、ある程度割り切って使うことが求められる。ただそれでも、サブ回線としては非常に心強い存在。自社エリア内では通信量を気にせずに使えるし、ほとんど使わない月はそもそも0円だ。
特に便利な使い方が、iPhone XS/XR世代以降のiPhoneに搭載されているeSIMに楽天モバイルのSIMを入れておくこと。通話の発信を無料にできるし、メイン回線の通信量が無くなったり、使い放題で利用する場面で楽天側のデータ通信に切り替える使い方ができる。
【楽天モバイルの新料金でわかったこと、その7】
今後の飛躍に必要なのはエリアとiPhoneへの正式対応
0円というインパクトのある料金で勝負をかける楽天モバイル。今後の課題としてはエリアに加えて、iPhone対応という点も挙げたい。
「0円」「安くて使い放題で使える」と大きく報道されても、やはり国内では「で、それはiPhoneで使えるの?」という反応が多くの人から返ってくるはずだ。現時点では、最新のiPhone 12シリーズを含む、iPhone XS/XR以降の世代のiPhoneにおいて、多くの機能が利用できるが、iOSのバージョンアップで不都合が生じることもあるなど、正式対応とは程遠い状態なのも確か。
今秋に出るであろうiPhone 13(?)の発表会で、取り扱いキャリアとして3大キャリアとともに楽天が並ぶことはあるだろうか? それを実現するためにも、繰り返しにはなるがエリアの充実がカギとなるはずだ。
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