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端末に残るデータは責任を持って削除

楽天「ラクマ」が中古スマホ買取を開始 ジャンク品も対象に

2021年01月25日 16時10分更新

 楽天「ラクマ」は1月25日、スマートフォン買い取りサービス「ラクマ中古スマホ買取」を提供開始した。本サービスは、申し込みから買取代金として付与される「楽天キャッシュ」の受け取りまで、楽天「ラクマ」のアプリ内で完結できるスマートフォン買い取りサービスとのこと。

 ユーザーはラクマ中古スマホ買取ページから端末の買い取り想定価格を確認し、同ページ上の申し込みフォームから本人情報の入力、オンライン本人確認システム「eKYC」での本人確認を経て、専門業者に買い取りを申し込める。申し込み後、自宅に届く「買取キット」に端末を入れて郵送すると、専門業者による査定が行われる。ユーザーは査定額を楽天ラクマアプリ内の「お知らせ」から確認し、端末の買い取りを承諾すると、査定額相当の楽天キャッシュがユーザーの楽天IDに付与され、取り引きが完了となる。なお、買い取られた端末にデータが残っていた場合は、専門業者が責任をもって消去するとのこと。

 また、ジャンク品も本サービスの対象となっており、故障や破損によって使用されずに保管されていた中古スマートフォンを売却することができる。なお、本日から期間限定で、ジャンク品のiPhone 8を900円、iPhone Xを2000円で買い取るとした。

 近年、情報漏えいに対するユーザーの不安により、不用となった多くの携帯端末が廃棄または自宅等で保管することが課題となっている。総務省の調査では、利用していた端末を廃棄または保管しているユーザーが約6割にのぼる結果が出ている。楽天ラクマでもユーザーを対象に「中古スマホの出品について」のアンケート調査を実施したところ、フリマアプリで中古スマートフォンを出品することに「抵抗がある」と回答したユーザー(1723名)の「抵抗を感じる理由」(複数回答)は、約9割が「個人情報の漏えいが気になるから」(86.2%)となった。本サービスはこのようなユーザーの不安を解消し、中古携帯端末の流通増加に貢献できるようにするため、今回提供を開始しているとのこと。

 楽天ラクマは今後も、リユースを促進することで廃棄される不用品を少しでも減らし、循環型社会の形成に貢献していくとした。

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