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ダイドードリンコのファンイベントレポート

ダイドー缶コーヒーでスイーツを作る!料理研究家・寺田真二郎さんが缶コーヒーアレンジを実践

2021年01月19日 11時00分更新

 街やオフィスの自動販売機(以下、自販機)には必ずといっていいほど「缶コーヒー」が売られています。本来は嗜好品であるコーヒーが自販機でいつでも買えて、気軽に楽しめるというのは、今でこそ当たり前ですがひと昔前から考えるとすごいことですよね。

 そんな缶コーヒーの楽しみ方を広めるダイドードリンコのオンラインイベントが2020年12月20日に開催されました。題して「コーヒーがもっとおいしくなる!ダイドードリンコ×料理研究家がお届けする『缶コーヒーの楽しみ方』」。

 ダイドードリンコではコーヒー飲料の売上が全体の約5割。コーヒー商品を主力としたコーヒーカンパニーです。看板である「ダイドーブレンド」ブランドは香料不使用、ブレンドにこだわるなど、缶コーヒーづくりを真剣に取り組んでいます。

また、ダイドードリンコでは売上げの約8割が自販機からの売上である点も特徴的。ベンダー事業に力を入れています。

 本イベントでは缶コーヒーの専門家であるダイドードリンコの社員が登場し、缶コーヒーの基礎知識、料理とのマリアージュ、アレンジレシピなどについて語り、参加者に缶コーヒーの楽しみ方を伝えることが趣旨です。

 缶コーヒーをどのようにアレンジできるか気になりますよね。イベントの様子をダイジェストでご紹介します。

コーヒー豆の基礎知識や缶コーヒーとスイーツのマリアージュ体験

 ダイドードリンコのオンラインイベントに参加したのは事前の募集に申し込んだ方から抽選で選ばれた50名です。

 コーヒーインストラクター1級の資格をもつ、ダイドードリンコ マーケティング部の土屋淳一さんと、ゲストとして料理研究家の寺田真二郎さんが登場。

 最初に、土屋さんがコーヒーの豆知識を紹介。

 コーヒーは、主に赤道をはさむ南北25度のコーヒーベルトと呼ばれる地域で栽培されています。日本だと沖縄もふくまれており、あまり知られていませんが、最近では沖縄でコーヒーが栽培されているそうです。

 コーヒー豆の格付けについても話がありました。

 コーヒーの「等級」を決定する格付けは、実は産地によって方法が異なります。メキシコ、グァテマラなどでは標高の高さが基準。コロンビア、ケニアなどはサイズによる格付け。エチオピアやペルーなどでは虫食いなどの欠点がいかにないかで格付けします。コーヒー大国ブラジルでは、サイズと欠点制、両方を取り入れた格付け方法です。

 缶コーヒーに使用する豆も、もちろん各産地の基準にのっとって格付けされたもの。商品によっては等級が高い豆も使用します。

 なお、缶コーヒーとレギュラーコーヒー(お店で飲むドリップコーヒーなど)との違いは大きくは長期保存用に加熱処理している点。豆を焙煎、ブレンド、抽出までの工程は、缶コーヒーもレギュラーコーヒーも大きくは変わりません。

 45年の歴史をもつ缶コーヒー「ダイドーブレンドコーヒーオリジナル」と、今年登場した新・微糖コーヒー「ダイドーブレンド 絶品微糖」、新カフェオレ「ダイドーブレンド 絶品カフェオレ」の説明もありました。

 絶品微糖は3種の高級豆を使用することで上質な香りを追求し、さらにコク、キレを極めた微糖とうたいます。よくある微糖タイプの缶コーヒーより後味の"キレ"のよさが自慢とか。

 絶品カフェオレは牛乳、生クリーム、練乳などを使用し、ミルクのおいしさを追求した一品。

 配信では、カフェの店長の経験もある料理研究家の寺田さんが、オリジナル、絶品微糖、絶品カフェオレの3つを実際に飲みながら、クッキー、チョコレート、ヨーグルトを試食して缶コーヒーとフードのマリアージュを実践。

 オリジナルは甘味もしっかりあるのでほどよい塩気もあるクッキーが合うようです。

 絶品微糖は、ミルクチョコレートがよく合うそうです。それと、ちょっと意外でしたがヨーグルトも酸味があって相性がいいそうですよ。

 絶品カフェオレは、クリーミーなのでビターチョコとよく合うそうです。

 配信中に実食はなかったものの、寺田さんいわく「缶コーヒーとおせんべい」など、塩気があるフードとコーヒーの組み合わせもオススメだそうです。

缶コーヒーを使った簡単スイーツ作り

 いよいよ、寺田さんによる、ダイドードリンコの缶コーヒーを使ったオリジナルスイーツ作りの披露。

 ひとつめは「ダイドーブレンドコーヒーオリジナル」を使用した、コーヒーわらび餅とカステラのティラミス風スイーツ。

 オリジナルをカステラに少量かけて染み込ませておきます。

 次に、鍋にかたくり粉を入れ、そこにオリジナルを投入。

 とろ火で加熱しながらひたすら混ぜ続けます。

 だまにならないよう、手を止めずに混ぜ続けることが大事。しばらく混ぜ続けると透明感あるわらび餅になります。

 氷水で冷やしたらひとくちサイズに切って、カステラと一緒に並べてホイップクリームをトッピング。

 コーヒーわらび餅とカステラのティラミス風スイーツの出来上がりです。

 もうひとつは、コーヒーに合うスイーツとして、5分でできる簡単チーズケーキ。

 クリームチーズにレモン汁、卵黄、砂糖を加えて、ゆるくなるまで混ぜます。

 フライパンに火をかけ、バターを敷いたところで、レモン汁などを混ぜたクリームチーズを投入。スクランブルエッグを作るように混ぜながら焼きます。

 片面焼けてカタチができたら、そのままお皿にパカッとのせて完成。

 見た目はまるでオムレツのようですが、実際はふわふわのチーズケーキ。

 ティラミス風コーヒースイーツは、砂糖などを加えていませんが、オリジナル本来のおいしさや甘みが活きたオリジナルスイーツに。

 チーズケーキは、ほのかな酸味がきいた爽やかな味わいで、ダイドーブレンドコーヒーによく合う、とのことでした。

 どちらも土屋さんが実食して「おいしい」と太鼓判。作る工程も簡単で、ふだんはスイーツ作りをしたことないという土屋さんでも今回のレシピなら作れそうと喜びの表情でした。

 オンラインイベントであるため一般の方の参加は遠隔になりますが、チャット機能で「コーヒーにも合いそうだし、手軽にいつでも作れるレシピでいいですね!」「材料も簡単ですぐ作れそうです」「かわいいしお上手!」など複数のコメントが付き、盛り上がりをみせました。

 参加者にとって缶コーヒーの知識を深められて、さらにユニークな缶コーヒーのアレンジ方法を知るよい機会になったのではないでしょうか。

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