ほんだのばいく「CBR600RR」試乗レポ
突然ですが、こちらのツイートにある動画をまずご覧ください。
【#HondafulLife】#11 CBR650R
— Honda 本田技研工業(株) (@HondaJP) November 4, 2019
648cm3水冷DOHC直列4気筒エンジンがもたらす扱いやすさとキビキビした走りで、ライダーを魅了する「#CBR650R 」。漫画がきっかけでバイク女子になった美環さんのストーリーをご覧ください。
CBRのブース展示風景はこちら⇒https://t.co/4QiaYgrizE#HondaTMSpic.twitter.com/lv7ektGLkp
Honda公式アカウントでCBR650R(105万6000円~)の魅力、そしてバイクとの出会いについて語る美環さん。
この動画が公開されてから約1年。Hondaから、ほぼ同じ排気量の新型モデルCBR600RR(160万6000円)が登場しました。
クルマに慣れた身からすると「CBR650RがCBR600RRにチェンジし、値段が大幅アップ」と思いがちなのですがCBR650Rは併売するとのこと。すると「排気量が50cc減った代わりに、Rが1つ増えた違いって何?」との疑問が。そこでCBR650Rを知る美環さんに乗ってもらいながら、CBR600RRとの違い、魅力に触れていただきました。
Rの数はスーパースポーツバイクの証!
CBR600RRは、2020年9月25日に発売された、200馬力オーバーの怪物マシンCBR1000RR-R FIREBLADE(242万円~)を頂点とした「CBRシリーズ」の一角となるスーパースポーツバイクです。
Hondaのバイクは「R」が多ければ多いほどスポーツ濃度が高まる「鉄の掟」があるのですが、CBR600RRもその例に漏れず、Rが3つもあるスポーツ度の高いモデル。ゆえにRが2つのCBR650Rを併売しても差別化ができるというわけです。
Hondaの公式ホームページ内にあるスペシャルサイトによると、CBR1000RR-R FIREBLADEが怪物的なハイパワーを見せつけているのに対し、CBR600RRは製品説明書によると「歴代のCBRシリーズが一貫して追求している“Total Control”の価値を継承しながら、「RC213V」で磨かれた空力マネジメントや電子制御技術をフィードバック。軽量でコンパクトな車体による俊敏なハンドリングに加えて、高出力かつコントローラブルな出力特性を実現しました。従来モデルのパフォーマンスにさらに磨きをかけ、サーキットでの圧倒的な動力性能と、ワインディングなどの一般公道で扱いきれる“操る喜び”を高次元で両立するなど、大幅に魅力を向上させました」とのこと。これを短く言えば、プロダクションレースのベースモデルとしての高いポテンシャルを日常でも思い通りに操れるジャストサイズのスーパースポーツ、なのだとか。
直列4気筒エンジンは動力性能向上のため、クランクシャフトとカムシャフト、バルブスプリングの材質変更により高回転化を実現したとのこと。さらにシリンダーヘッドのポート形状変更やバルブタイミングの変更、スロットルボア径の拡大、スロットルバイワイヤシステムの採用などにより、高出力かつコントローラブルな特性を実現。この結果、最高出力は歴代最高の121ps/14000rpm。ちなみにCBR650Rは95ps/12000rpmです。なおCBR650Rはレギュラーガソリン対応車ですが、CBR600RRはハイオクガソリン専用車になっています。
歴代最高出力というと扱いづらいのでは? と思ってしまうのですが、アシストスリッパークラッチの採用により従来モデルに比べ操作負荷を低減。レバー操作の負担低減とシフトダウンに伴う急激なエンジンブレーキによる後輪ホッピングを軽減して車両の扱いやすさをアップさせている点も見逃せません。さらにオプションでクラッチレバーを握らずとも変速操作できるクイックシフターをオプションで用意。素早く、それでいて滑らかなシフト操作を可能としています。
車体姿勢推定システムは車体の角速度、加速度を検出し、Honda独自のアルゴリズムによる車体姿勢角演算を1秒間に100回というスピードで行い精度をあげているとか。ABS、ホンダセレクタブルトルクコントロール(HSTC/いわゆるトラコン)と組み合わせることで、走行状況に応じた「操る喜び」を提供。ABSは直進時に加え、コーナリング時のブレーキ操作の安心感を高めるスーパースポーツモデル専用タイプが奢られています。
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