エイシングは12月15日、指先大マイコンへの実装を実現した超省メモリーなエッジAIアルゴリズム「メモリー・セービング・ツリー(MST:Memory Saving Tree)」を開発したと発表した。2021年1月より提供開始する。
同社では大規模な計算環境が必要なディープラーニング(深層学習)とは異なり、導入機器単体がクラウド接続を必要とせず、リアルタイムにエッジ側で学習・予測することが可能な独自のエッジAIアルゴリズム「AiiR(AI in Real-time)」シリーズを開発・提供している。2020年よりエッジAIのアルゴリズムに特化した研究・開発専門チーム「Algorithm Development Group」を設立。IoTや工場の自動化といった注目分野で特にその需要が高まっているエッジAIにおいて、革新的なアルゴリズムの開発を進めてきた。
Algorithm Development Groupが新たに開発したMSTは、処理性能やメモリー容量が低い家電製品などに使用されている制御用マイコンでも高精度なエッジAIを利用可能とするもので、高精度の学習・予測やリアルタイム追加学習など利用できるとする。
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