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現存する当時の「アストロシティ」とも比較!

「アストロシティミニ」を4K大画面出力や最新プロジェクターで遊び倒してみた!

2020年12月17日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ 検証協力:折原一也 編集●ASCII
提供: セガトイズ

最新の4Kテレビでは映像もより高精細になり
低遅延で大迫力の画面でゲームを快適に楽しめた!

「アストロシティミニ」はHDMI出力があるため、テレビやプロジェクターなどに出力できる。そこで今回はAVライターの折原一也氏オススメの大型テレビやサウンドバー、プロジェクターにつなげて遊んでみた。

 テレビはハイセンスの50インチ4Kテレビ「50U7F」をチョイス。価格は実売7万9800円前後と、50インチ4Kとしてはコスパは高い。東芝映像ソリューションとの共同開発で生まれた「NEOエンジン 2020」を備え、高い諧調表現力と微小信号の再現性が向上している。

50インチの大画面でも「アストロシティミニ」の映像は非常にキレイ。懐かしのゲームを大画面で楽しむ、まるでゲームセンターの大型スクリーンに映し出したかのような感覚でゲームが楽しめる

 実際に出力してゲームをプレイしてみたところ、50インチの大画面で見る「バーチャファイター」のゲーム画面は、予想以上にゲーセン的だった。50U7Fは今どきのテレビなのでアスペクト比が16:9の横長の画面になるが、「アストロシティミニ」の4:3の画面を映すと、ちょうど筐体の前でプレイしている画面サイズに近くなる。

 テレビの画面サイズを「ネイティブ」で見た限り、おそらく解像度はハイビジョン(1440×1080ドット)くらいだと思われる。画面サイズを「フル」にして引き延ばしてもテレビのノイズ低減処理の効果もあるのか、シャープ感は損なわれず、迫力のある美麗な映像でゲームが楽しめた。

画面サイズ「ネイティブ」の場合は、テレビの画面の中央に収まる感じでサイズダウンして表示される

画面サイズ「フル」にすると、枠を設定していなければ左右に黒枠がある状態ながら縦はギリギリまで収まるところまで拡大される。しかしながら、文字のシャープさなどは増し、3Dのポリゴンも鮮やかに再現されている

 横側の黒枠部分にアストロシティ風のフレームを表示できる所も、ゲーセン的な雰囲気が出てとてもイイ。50U7Fには最小遅延約0.83msと、応答速度が速くなる「ゲームモード」を備えているため、操作レスポンスの遅れもなく快適にプレイできるのもオススメポイントだ。

「ゲームモード」は、映像メニューの「ゲーム」を選択して設定できる

「バーチャファイター」では画面を明るくクッキリと見せてくれて、当時のゲームプレイ以上に鮮明で、3Dゲーム黎明期らしい鮮やかなグラが蘇る。「ゴールデンアックス デスアダーの復讐」は、50インチの画面サイズもあって、当時の筐体以上に2Dグラフィックの美しい描写をドットまでハッキリと描写。これもゲーセンでプレイするような、迫力の画面サイズとの相性がイイと感じた。

画面設定は「アナログテレビ」、枠を設定して「ゴールデンアックス デスアダーの復讐」をプレイ。ここまで大きいサイズのブラウン管テレビはなかったはずなので、実際の「アストロシティ」よりも迫力のある大画面で懐かしさに浸る楽しさをかみ締められる

 さらに、ハイセンスのサウンドバー「HS214」も組み合わせてゲームをプレイ。サウンドバーの迫力あるサウンドは、たとえば「バーチャファイター」のBGMであればベースの低音が入って曲をしっかり聴けるし、PCM音源のボイスも、より聞き取りやすいクオリティーに変わった。「ゴールデンアックス デスアダーの復讐」もノリの良いBGMが高音質で再生される。搭乗できるカマキリの吐く炎の轟音の音は、サウンドバーだとより迫力を増すので、BGMの迫力をより高めたい人にはオススメだ。

独自のバーチャル5.1サラウンドに対応した「HS214」。業界トップクラスのサイズを誇る78mm口径サブウーファーを内蔵し、迫力ある低音を実現する。1本のHDMI ARCで接続できる点も魅力。実売価格は1万4300円前後

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