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初代PlayStationソフト『パネキット』にも通じるものが……

思い出すのはミニ四駆かレゴブロックか……!なんでもアリな乗り物クラフトゲーム『トレイルメーカーズ』

2020年12月04日 18時00分更新

文● Zenon 編集● ASCII
提供: DMM GAMES

想像力をかきたてる真の意味での「クラフト」ゲーム

 少しずつ「できることが増えていく」のはモチベーションの維持につながるし、非常に楽しいゲームだと感じた。プレイヤーの想像力を受け入れてくれる器の広さも感じられ、「速度を上げるためエンジンを上積みしよう」「タイヤを増やして安定性を高めよう」「ライトをたくさんつけて全方位を照らそう」などなど、車両を好きなように改造したくなるのが本作の大きな魅力だと思う。

キャンペーンモードのマップ。世界は広大で、パーツの数も150以上存在するようだ

 それはまるで、ミニ四駆のボディに穴を開けてネットをかけて軽量化したりとか、空気抵抗を考えて凹凸を減らしてみたりだとか、そういった記憶を刺激された。あたかも「工夫」を楽しむような仕掛けが多く、直感的にいろいろと試してくなる。また、ブロックを自由自在に組み合わせて車両を作る自由度の高さは、レゴブロックのような柔軟な創造性も兼ね備えており、童心に帰って積み木遊びをするような感覚を覚える。

新たなパーツを手に入れたら、アレコレと車両をいじるのがとても楽しい。それゆえになかなか進まないことも(笑)

 また、初代PlayStationソフト『パネキット』を思い出すユーザーもいるかもしれない。あちらはパネルの組み合わせでさまざまなものを作るゲームだったが、本作もそれに通じる自由度と中毒性が存在する。もう、想像力と時間が許す限り無限に遊べるほどだ。

エンジンをガン積みしてウイングとかゴテゴテに付けたスーパーカーなども思いのまま。こいつ、こう見えて空も飛べるんだぜ……!

 もし、そういったこと、あるいは類似するような遊びで「楽しい」と感じたことがあれば、本作は非常にオススメのタイトルとなる。オンラインを経由して友だちと遊ぶこともできるし、誰かが組み上げた車両をダウンロードしたり、自分が組み上げた自信作をアップロードして自由にシェアすることも可能だ。

「ギャラリー」を開けば先人たちの作品がズラリ。そのままダウンロードして使うのはもちろん、カスタマイズの参考にしてオリジナルの車両にしてからアップするのもおもしろい

 惑星からの脱出という目的を持って冒険するキャンペーンを楽しむもよし、レースやラリーで最速を目指すもよし、サンドボックスモードで誰もが想像もつかないような乗り物を作るもよし。本作は、さまざまな遊びを受け入れてくれる真の意味での「箱庭」なのかもしれない。

(提供:DMM GAMES)

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