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ドコモと小田急、新宿をXRアトラクション化! 「XRシティ SHINJUKU」を体験

2020年11月18日 19時30分更新

 ドコモと小田急電鉄は「XRシティ SHINJUKU」を11月18日からスタート。小田急新宿駅の西口地上コンコースでは「XR Collection&Museum」、新宿サザンテラスでは「XR Wonder Park」と2つのXR技術を活用したコンテンツがスマートフォンやタブレットで楽しめる。

小田急新宿駅の西口地上コンコースでスマートフォンを使った「XR Collection&Museum」を開催

担当した小田急電鉄生活創造事業本部 新宿プロジェクト推進部課長の北島大氏(左)とドコモ ビジネスクリエーション部 XRビジネス推進担当部長の奥村 浩之氏(右)

 「XR Collection&Museum」は、美術鑑賞ができる「XR Museum」と、ファッションショーが楽しめる「XR Collection」に別れており、専用アプリ「STYLY」をインストールし、アプリから会場にあるQRコードを読み込むとコンテンツが楽しめるようになっている。

 「XR Museum」では多摩美術大学工芸学科と彫刻学科の作品を展示。QRコードを読み込んだ後、特定の場所をタップしたり、一定方向にスマホを向けると、その場所に作品がスマホ内に表示される。

専用アプリからQRコードを読み取る

学生の作品がARで表示される

 一方の「XR Collection」では、同じくQRコードを読み込み、小田急百貨店の大階段にスマホを向けると、ディスプレー内はファッションショー会場に変化。文化ファッション大学院大学から選ばれた10人の作品を着たバーチャルモデルが、次々とランウェイを歩き始める。

実際の小田急百貨店の大階段前

アプリからのぞくと、そこはファッションショー会場になっている

 今回、大学生の作品を展示することについて、小田急電鉄生活創造事業本部 新宿プロジェクト推進部課長の北島大氏は、「卒業制作をコロナ禍で展示できずに壊してしまったと聞いた。それならばデジタルの下で美術芸術が発展する場を設けられれば」と語っていた。

 新宿サザンテラスで行なわれている「XR Wonder Park」は、3つのミッションをクリアする、ゲーム性を持たせたコンテンツとなっている。こちらもまずは専用アプリの「XRWonderPark」とインストールし、アプリを起動。するとチュートリアルが始めるので、それをクリアするとゲームがスタートする。

会場の新宿サザンテラス

 新宿サザンテラスに配置された「ワンダーポータル」を読み込むと、ゲームはスタート。新宿サザンテラスを移動しながら、ARで表示されるキャラクターと会話をし、ゲームをすすめていく。ミッションはそれぞれ10分程度なので、すべてクリアするには30分ほどかかる。

新宿サザンテラスに配置されている「ワンダーポータル」

ディスプレー内にキャラクターが登場し、リアルに動き回る

 実際に遊んで観たところ、かなり作り込まれていて、本格的なアミューズメントパークの施設と遜色ないくらい楽しめた。またARでメッセージを残せる「空間メッセージ機能」なども用意されている。

しっかりと作り込まれており、ゲーム性もあって楽しい

 「XR Collection&Museum」と「XR Wonder Park」はともに無料で体験可能。期間は「XR Collection&Museum」が11月23日まで。「XR Wonder Park」は12月27日まで(10時~17時)となっている。

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