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早くニューヨーク、ハーレムに戻って飛び回りたい……

1度飛び回れば虜になる「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」、続きが気になりすぎる物語や新たなアクションにも注目

2020年11月20日 17時00分更新

新たに登場した生体電気によるヴェノム・ブラストやカムフラージュー能力により、戦闘のバリエーションはより豊富に

ウェブシューターを駆使して飛び回りながら攻撃を繰り出すアクションは、スタイリッシュでド迫力!

 続いて、戦闘についても触れておきたい。前作から引き続き、ウェブシューターを駆使して飛び回ったり、周囲にあるものにくっつけて敵に向けて投げつけたりに加え、敵を上に蹴り上げてコンボ技を繰り出したりと、アクション性に富んだものになっている。

ウェブシューターを駆使して敵を動けなくさせたりもできる

 とくに複数敵がいる場合の立ち回りなど、スタイリッシュで派手なアクションでの立ち回りがうまくいったときの快感は、何とも言い難い。加えて、マイルズはピーターとは異なる生体電気「ヴェノム・パワー」を駆使した攻撃を繰り出せるようになっている。ヴェノム・パワーによる攻撃は、敵を攻撃したり敵の攻撃を避けたりすることで溜まるゲージを消費して使う必殺技のようなもので、攻撃が当たると敵はスタンして隙ができ、そこからさらにコンボをつなげることができる。

 本作の難易度は4段階に分かれており、私はバランスのいい難易度である「AMAZING」でプレイしていたのだが、前作同様とくに何も考えずに敵に突っ込むと容赦なくゲームオーバーになる。ミッションでは敵が複数人で襲い掛かってくることがほとんど。加えて、体格のいい敵は空中に蹴り上げられなかったり、遠くから銃火器で攻撃してくる敵がいたりと、どう敵を倒していくかが結構重要になる。

ある程度攻撃を重ねると、フィニッシュ・ムーブで即座に敵を倒すことができる

複数の敵と戦うときは、銃火器を持った敵に注意。まともに食らうと大ダメージになってしまう

メニュー画面で戦闘時の操作の確認ができる。動画とともに紹介されているのでわかりやすい

 例えば、先に敵の銃火器をウェブシューターで奪って倒しておき、そこから体格のいい敵をヴェノム・パワーで吹き飛ばしてコンボにつなげて倒すといった感じだ。加えて、ヴェノム・パワーが使えるようになるゲージは回復にも用いるので、タイミングによってヴェノム・パワーによる攻撃に使うのか、回復にあてるのかも、うまく立ち回るためのカギになる。

ヴェノム・パワーをつかった「ヴェノム・パンチ」。当たれば敵をスタンさせることができる

 さらに、マイルズはプレイしていくと透明になって敵を混乱させたり、バレないように動き回ることができる「カモフラージュ」が使えるようになる。強力な敵が複数いる場合は、バレずに数を減らしていくことも重要。背後や上からバレずに忍び寄ることができれば、一撃で倒すアクションが可能なので、カモフラージュも本作の戦闘においてはかなり重要な要素だなと感じた。

透明になって敵を混乱させたり背後から気付かれずに攻撃できる「カモフラージュ」

 なお、ミッションやサブクエストをクリアしたりすることで経験値が溜まり、レベルが上がるとスキルツリーでマイルズ自身を強化することができるほか、ウェブ・シューターやホロ・ドローン、リモートマインといったガジェットも強化できるようになる。戦闘に中々勝てないなと感じたときは、サブクエストや街で起きている事件を解決したりしてレベルを上げて、再挑戦するのもありかもしれない。

レベルがあがると手に入るスキル・ポイントを駆使して、スキルツリーでマイルズを強化できる

 本作では、ガンケ・リーが開発したアプリ「親愛なる隣人スパイダーマン」によって、サブクエストの依頼がマイルズの元へ飛び込んでくるようになってくる。このアプリはSNSのようなもので、任務をクリアすると感謝のつぶやきが更新されたり、使用者がスパイダーマンについて話していたりして、とても今風に作り込まれている。クエストをクリアするとしっかり感謝してくれて、かつ評判を上げるようなつぶやきもしてくれるので、次のサブクエストもやろうと思えた。

 ちなみに個人的には、こういった立ち回らないとやられてしまう難易度は、やりごたえがあって大歓迎なのだが、もしより物型を純粋に楽しみたい、アクションが苦手という人は、難易度をAMAZINGより下の「FRENDLY」や「FRENDLY NEIGHBORHOOD」に変更して遊ぶといいだろう。

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