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早くニューヨーク、ハーレムに戻って飛び回りたい……

1度飛び回れば虜になる「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」、続きが気になりすぎる物語や新たなアクションにも注目

2020年11月20日 17時00分更新

本作をPlayStation 5で遊びたい3つの理由

 今回私は自宅にPlayStation 5がないので、PlayStation 4のほうで長めにプレイしているが、やはり編集部でプレイしたPlayStation 5版のほうがより没入感高く遊べるなと感じた。それは、「グラフィックスの進化」「DualSenseワイヤレスコントローラーによる体感」「読み込み速度の向上」が大きい。

 グラフィックスは、レイトレーシングが効いた「忠実度重視(Fidelity Mode)」と、60fpsでプレイできる「パフォーマンス重視(Performance Mode)」が選択できる。忠実度重視を選択すると、レイトレーシングがオンになり、ビルのガラスの反射など街並みはよりリアルなものになる。パフォーマンス重視だとウェブ・スイングや戦闘時にヌルヌルな動きでプレイできる。ここは正直好みなので自由に選択してほしいし、メニューからすぐ変えられるので、気分によって変更することも可能だ。

レイトレーシングオフの場合

こちらがレイトレーシングをオンにした状態(忠実度重視)。ビルのガラスに映る風景がより鮮明に、よりクッキリに

レイトレーシングオフの場合

オンにするとマイルズの姿や後ろにあるアンテナが映り込んだ

こちらが映り込んだアンテナ

 DualSenseワイヤレスコントローラーによる体感も、PlayStaiton 5ならではの体験が可能。たとえば、ウェブシューター時には発射する感覚が、ヴェノム・パワーを使った際にはその衝撃がコントローラーから伝わってくる。私がPlayStation 5を少し体験して一番感動したのがDualSenseワイヤレスコントローラーの部分でもあるので、こちらはぜひPlayStaiton 5版で味わってもらいたい。

 最後に、ロード時間だが、PlayStaiton 5ではSSDを採用していることで飛躍的にローディング時間が短くなっている。PlayStation 4版では結構ロード画面で待つことになるが、PlayStaiton 5版ではかなり短くなっているのを体感できた。個人的にはロード中の解説や操作方法の紹介を読むのも嫌いではなかったりするが、ロード時間が劇的に減ることで待ち時間による没入感の低下はほぼなくなり、ストレスなく物語を楽しむことができる。

とにかく一度飛び回ってみれば、確実に本作をプレイしたくなるはず

映える場所を探してフォトモードで撮影するのも楽しい

フォトモードでは様々なフィルターを使うことができる

 本作は、オープンワールドを飛び回るだけで楽しく、さらに続きがずっと気になる物語、スタイリッシュでド派手なアクションと、前作に引き続きアクションゲームとしての完成度はかなり高いと感じた。

 物語ももちろん魅力ではあるが、本作がどういったゲームかを体験したいというのであれば、5分、いや3分でもいいので自らの操作でニューヨークを飛び回ってみてほしい。その楽しさはまさしくスパイダーマンのそれであり、一発で本作の楽しさを理解できると思うからだ。そのほかにも、本作で伝えたい細かなよさはあるが、早くニューヨーク、ハーレムに戻りたいのでこの辺にしておく。ぜひ新たなスパイダーマンになりきって、ニューヨーク、ハーレムの治安を守ってほしい。

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