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薄くて安くてeSIM搭載「OPPO A73」は低価格サービスにピッタリ

2020年11月12日 12時00分更新

カメラは4眼だが2つの用途はかなり限定的

 カメラは4眼構成で、1600万画素/F値2.2のメインカメラと、800万画素/F値2.2の超広角カメラ、200万画素のポートレートカメラとモノクロカメラを搭載。OPPO A5 2020と比べメインカメラの画素数は1200万から1600万へと向上しているが、構成は大きく変わっていない。

カメラは4眼構成で、性能は向上しているが構成自体はOPPO A5 2020と変わっていない

メインカメラで撮影した写真

メインカメラで撮影した写真

超広角カメラで撮影した写真。画角は119度と広めだ

 それゆえ基本的にはメインカメラと超広角カメラを切り替えての撮影が主になるだろう。「ポートレート」や「夜景」など、定番となった機能もしっかり押さえられている。

「夜景」モードを使えば暗い場所も明るく撮影できる

夜景モードは超広角カメラでも利用可能だが、画素数が低いことも影響してかメインカメラと比べると画質は落ちる

 それ以外の2つのカメラは「ポートレート」モードのフィルター専用カメラとなる。ポートレートカメラはセピア調、モノクロカメラはモノクロ調のフィルターを使う時だけに用いられるため、利用シーンは相当限定されてしまう。

ポートレートカメラとモノクロカメラはポートレート撮影のフィルター専用。対象となるフィルターを選ぶとカメラが切り替わる

フィルター適用前の写真

ポートレートカメラによるセピア調のフィルターを適用した写真

モノクロカメラによる、モノクロフィルターを適用した写真。カラー写真をモノクロ化したのとは異なる色合いだ

 別途カメラを用意することで特徴的な色合いを出せるのは確かだが、実用性を考えるとこの構成には改善が必要と感じてしまうのが正直な所。4眼カメラの搭載でオトク感を打ち出したいのだろうが、カメラの数を減らしてもいいのでマクロ撮影など、もう少し汎用性のあるカメラを搭載して欲しかった。

 一方で、オッポ独自のカラー調節機能「ダズルカラー」は、AI技術を活用した「AIダズルカラー」へと進化。AIによる被写体の識別機能が加わったことで、より被写体に合った色の調整がなされるようになっている。

ダズルカラー機能はAIによる被写体判別が加わり、被写体に応じた適切な調節ができる「AIダズルカラー」へと進化している

AIダズルカラーをオフにして撮影した写真

AIダズルカラーをオンにして撮影した写真。緑がより濃く鮮やかに出ているのがわかる

 一方のフロントカメラは1600万画素/F値2.0と、こちらはOPPO A5 2020と同等のスペック。オッポが得意とするAIビューティー機能はもちろんのこと、夜景モードがフロントカメラでも利用できるのは嬉しい。

フロントカメラでも夜景モードを使って撮影できるのはうれしいポイント

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