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しなやかできめ細かい聴き心地のよさ、DYNAUDIO「Emit M10」で聴く、堀江由衣・東京事変~表情豊かな声を味わう

2020年11月03日 13時00分更新

筆者リファレンスのB&W 607(左)とDYNAUDIO Emit M10(右)

入門クラスだが、優れた技術と品位の高いつくりが魅力

 世界中のさまざまな小型スピーカーを紹介していく連載。

 第6回は、DYNAUDIO“Emit”シリーズの『Emit M10』(実売:ペア9万円前後)だ。

 DYNAUDIOはデンマークのスピーカーメーカーで、日本はもちろん世界中で高く評価されているブランドのひとつだ。社内に研究・開発部門があり、ツィーターやウーファーといったドライバーやネットワーク回路もすべて自社生産。ボイスコイルのようなパーツのひとつひとつまで独自に設計したものを採用している。そして、美しいデザインのエンクロージャーもまた自社生産だ。最新鋭の設計や加工技術に加え、最終的に職人たちの手によって丁寧に組み立てや塗装などの仕上げが施される。もちろん、組み立て後のコンピューターを使った85段階もの品質検査なども含めて、自社で完結している。最新の技術とハンドメイドの手作業を組み合わせた、オーソドックスで正統派の製品づくりをしているメーカーだ。

 Emitシリーズは、ハイエンドモデルを含めて幅広いラインアップを持つ同社のエントリークラスのモデルで、Emit M10はブックシェルフ型のコンパクトサイズのモデルだ。エントリークラスといっても、DYNAUDIOの技術を継承したドライバーはすべて専用に設計されたものを採用しているし、美しい仕上がりのエンクロージャーも自社生産となるなど、同社の魅力をきちんと備えたハイコストパフォーマンスモデル。ペアで9万円ほどの価格のスピーカーは各社から数多く発売されているが、本機を見るとそれと同価格の製品とは思えない作りと仕上がりであることがよくわかる。手頃な価格でありながら、見た目の美しさを含めて長く愛用できるモデルだと思う。

[Emit M10の主なスペック]●形式:2ウェイ2スピーカー・バスレフ型●インピーダンス:6Ω●再生周波数帯域:50Hz〜23kHz●出力音圧レベル:86dB●サイズ:横幅170mm×高さ×292mm×奥行き240mm●質量:5.6kg(1本)

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