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iPhone 12はフロントカメラをもっと強化してくれたらVlogも撮りやすい【富永彩乃】

2020年10月16日 10時00分更新

リアカメラは素晴らしいがフロントはまだまだ
iPhone 12 ProでVlogを撮ってみたい

 私は毎日Vlog投稿を始めたのですが、それに合わせて仕事で使う取材用のカメラも「iPhone 11 Pro Max」から「SONY ZV-1」に変えました。その理由は、自撮りでも手軽に背景ぼけの効いたプロが撮影したようなシネマティックな映像が撮りたいからです。

 今回発表されたiPhone 12 Proは新しいApple ProRAW形式での写真撮影や、映画スタジオで使われているDolby Vision方式でのHDR動画の撮影にも対応し、さらにiPhone 12 Pro Maxの広角カメラでは、イメージセンサーを物理的に動かして手ブレを補正するイメージセンサーシフト方式が採用され、名前に「Pro」とついているだけあって、プロの現場でも使える撮影機材に進化を遂げました。

 しかしHDR動画は編集が難しく、またHDRを視聴できる環境のないユーザーにとっては再生時に画質が落ちてしまいます。私のように日常的にシネマティックなVlogを撮影して、YouTubeやInstagram、TikTokに手軽にアップしたいと思っている一般ユーザーが使いこなすには、少しハードルが高いと感じました。

 スマートフォンのカメラ性能は年々高まっていますが、最近はVlogを撮る人も増えており、動画機能も重要視されるようになっています。多くの人は、特殊な撮影テクニックや編集の知識を持っていなくても、プロ並みの映像を簡単に撮りたいと思っているでしょう。流行りのVlogカメラに対抗するようなフロントカメラ性能は今回のiPhone 12 Proには搭載されませんでしたが、アップルの動画を重視したカメラ設計には興味がわきました。iPhone 12 Proで早くVlog撮影をしてみたいです。

筆者紹介:富永彩乃

 

 ITジャーナリスト。海外のスマートフォンを中心に、動画で取材活動をしている。VlogをYouTubeチャンネルで発信中。

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