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iPhone 13は最強のVlogカメラスマホに近づくもフロントカメラはまだ不満

2021年09月16日 19時00分更新

 9月14日(現地時間)に発表された「iPhone 13」シリーズについて、アスキーの執筆陣に想いを聞きました。

 今回は、国内外問わず主に動画で取材しているITジャーナリストの富永彩乃氏に、セルフィーやVlogger視点からiPhone 13を語ってもらいました。


iPhoneのフロントカメラはいつ刷新されるのか

 今回発表されたiPhone 13 Proは、今まで有料アプリを使わないと再現できなかった映画レベルの映像表現を可能にする「シネマティックモード」をカメラに標準搭載。これでiPhoneがまた一歩最強のビデオカメラスマホに近づいたと言えるでしょう。

 シネマティックモードとは、写真機能ではスタンダードとなっているフォーカスを自由自在にあやつりシーンを印象的に演出する機能です。高価な一眼レフカメラやレンズを持っていなくても、人気の「シネマティックVlog」をiPhoneひとつで撮影できるのです。

 とはいえ去年のiPhone 12 Pro同様、フロントカメラ側の性能が刷新されなかったのは残念。最強のVlogカメラスマホと呼ぶには、フロントカメラ側の性能がまだまだ物足りないと感じました。

 同時に発表された新iPadや新iPad miniが採用する1200万画素の超広角フロントカメラと、センターフレームはぜひ実装してほしかったところです。

アウトカメラは進化しているのだが……

 センターフレームとはFaceTimeでビデオ通話中、AIがカメラに写っている被写体を自動認識し、1人の時、2人の時など人数に応じてフロントカメラの画角を自動調整して全員の顔を常に映してくれる機能です。今後これが標準の動画撮影モードにも対応すれば、まさに最強のVlogカメラスマホになるでしょう。

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筆者紹介:富永彩乃

 

 ITジャーナリスト。海外のスマートフォンを中心に、動画で取材活動をしている。VlogをYouTubeチャンネルで発信中。

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