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ホンダのEV「Honda e」に試乗! 小回り効きすぎて驚いた

2020年10月07日 15時00分更新

カーナビと設定を同時に表示させることも可能。助手席側、運転席もカンタンに入れ替えられる

狭い道でも、何度も切り返す必要なし!

 試乗会は某所の室内で実施された。

室内に試乗コースが作られた

 Honda eの特徴のひとつは、コンパクトなボディーと、その取り回しのよさだ。全長はおよそ3.89mと4mを切っており、コンパクトカーの中でも、やや小さめ。さらに、後部にモーターを搭載する後輪駆動方式によって、前輪の舵角(タイヤの切れ角)を外輪で40度、内輪で50度と大きめに取ってある。

 この構造によって、回転半径は最小でおよそ4.3mを実現。担当者によれば「軽自動車よりも大きなサイズですが、多くの軽自動車よりも小回りが効く設計」という。

 試乗コースは、車に乗っていれば「できれば通りたくない」と思うような、狭くて見通しの悪い路地そのもの。気をつけてゆっくり進まないと、リアフェンダーあたりをこすってしまいそうなコースだ。

シフトレバーはなく、スイッチ式

 エンジンはプッシュスタート方式。キーを身につけた状態でボタンを押せば、電源が入り、その状態で「D(ドライブ)」を押せば、すぐに走りはじめられる。

 走り出しはかなりスムースで、音も非常に静か。ガソリン車に慣れていると、まずはその静音性に驚くかもしれない。

 狭い道をゆっくり進む際にクリープ現象を利用し、ブレーキの緩急で進めるのはガソリン車と同様。その感覚は、ガソリン車に慣れていても違和感がなく、乗り換えても自然に運転できそうに思えた。

モニターの表示は黒がしまっていて、かなりビビッドな印象。見やすい

 メーター類もすべて、大画面のモニターに集約されている。速度表示もデジタル方式だ。このあたりは、既発のデジタル表示を採用した車に慣れていれば、特に違和感はないはず。モニターが非常に大きく、色味もビビッドで見やすいため、視線移動が最低限で済みそうな印象を受けた。

前方のカメラからの映像が、常時モニターに表示される

 Honda eの前方に搭載されているカメラからの映像を、常時中央のモニターに表示してくれる。

サイドミラーはなく、サイドビューカメラを搭載

 サイドミラーの代わりにサイドビューカメラを搭載しているので、後方も、室内のモニターでチェックすることになる。この方式の車にはじめて乗ったが、ミラーとは明らかに感覚が異なるので、多少の慣れは必要かもしれない。

 ただ、映像はクリアで視認性がよく、見づらいと言ったことはない。サイドビューカメラ本体はリアフェンダーよりも内側に位置しているらしく、細い路地に入る際も、サイドミラーがぶつからないか心配する必要はない。

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