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リアル志向ながら遊びやすさはアップ! 人気レースシム最新作「Project CARS 3」はRadeon RX 5500 XTで快適プレイ

2020年10月13日 11時00分更新

文● 松野将太 編集● ASCII

レースをこなし、様々なクルマを楽しむ

キャリアモードで最初に選べる車はホンダ「シビック タイプR」など3種類。キャリアモードをプレイしていくことで徐々に車をアンロックできる

 キャリアモードでは、ドライバーレベルの上昇とともに少しずつ車種をアンロックしていくことになる。レースごとに参加できる車のクラスがある程度分かれている点、車をチューンナップするとクラスが変わってしまう場合がある点には注意が必要だが、いずれにせよキャリアモードで新たなレースにエントリーするには様々なクラスの車が必要となるため、開放されている範囲で気に入った車を購入していけばいいだろう。

 すでに述べている通り、どのような車種でもレース時の挙動をコントロールするのはなかなかに手ごわい。ハンドルコントローラーを利用するとかなり操作しやすくなるが、ゲームパッドでもプレイは可能だ。

ライバル車とはやたら接触しやすい。レース終了後には車がボロボロになっていることもあるが、本作はレース中の故障要素がないため大きな問題にはならない。このあたりはずいぶんライト寄りになった印象

 レースそのものに関しては、車のコントロールの困難さはともかく、前作にあった故障やタイヤの管理、ピット作業といった緻密な要素がいくぶん削られたことで、操作アシストがなくともずいぶんライトになった印象だ。簡単に言えば“レースゲーム寄り”のつくりで、万人がプレイしやすいものに仕上がっていると言える。

 なお、レースには当然ライバル車も参加してくるが、本作のライバル車はかなり密集して動く傾向が強いようで、頻繁に接触が起こる点は意識しておいたほうがいいだろう。接触時のペナルティーが緩いため、あえてぶつけるような動きをしても大きな問題はない(というか、どうしてもぶつかってしまう場面が多々ある)。

アンロックしていない車でもプレイできる「カスタムイベントモード」。ひたすら走りこみたいならこちらでプレイするのもあり

 なお、別モードの「カスタムイベント」では、キャリアモードで取得していない車を使ってのレースも可能だ。車両やコース、天候、条件の設定を調整することで、シンプルにレースを楽しむことができる。手っ取り早く好きな車を使ってレースがしたい、キャリアモードでアンロックする前に車のフィーリングを確かめたい、といった場合に有用だろう。

ガレージのカスタマイズにより車をチューンアップできる。クラスが上がってしまうこともあるので注意

 クルマのカスタム好きには嬉しいのが「ガレージ」モード。車のカスタマイズの他、フォトモードによるスクリーンショット撮影などが可能で、アンロックしたマイカーを思う存分堪能できる。

 カスタマイズではタイヤやブレーキ、吸気やカムシャフトの性能、軽量化といったチューンアップを施すことで、よりレースで有利な車を生み出すことが可能。ゲーム内クレジットが必要となるため、キャリアモードでレースを重ねつつ気に入った車をカスタムしていくのがベターだろう。

ペイントモードも豊富な項目がある。塗装の質感を変えるだけでもかなり印象は変わる

 ペイントモードでは車のカラーはもちろん、ペイントパターンやデカールの貼り付け、レース番号やナンバープレートの変更に対応する。グロスやマット、メタリックといった塗装の質感も変えられるので、お気に入りのカラーを追求してみるのもアリだろう。また、タイヤやホイールの外観、インチなども変更可能だ。

フォトモードではカメラ設定やアングル設定で心ゆくまでスクリーンショットを撮影可能

 そしてフォトモードでは、ガレージに入っているカスタム済みの車を好きなだけ撮影できる。近年のゲームはフォトモードが充実している場合も多いが、本作も絞りや露出補正の変更、フィルターの適用といった単なるアングル変更に留まらないメニューを利用可能なので、スクリーンショット撮影の際にはこだわってみることをおすすめする。

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