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「スター・ウォーズ」の宇宙でドッグファイト!「STAR WARS:スコードロン」はRadeon RX 5500 XTで快適に動くか?

2020年11月11日 11時00分更新

文● 松野将太 編集● ASCII

GPUには「Radeon RX 5500 XT」を搭載したASUSの「DUAL-RX5500XT-O8G-EVO」を用意。フレームレートを検証した

■ゲームタイトル:STAR WARS:スコードロン
■メーカー名:エレクトロニック・アーツ
■価格情報:4300円
■公式サイト:https://www.ea.com/ja-jp/games/starwars/squadrons

「スター・ウォーズ」の世界でパイロットとして陣営を勝利に導け

 広大な宇宙を舞台にした共和国軍と帝国軍の大規模戦争、その最中で対峙する「ジェダイの騎士」と「シスの暗黒卿」の戦いを描く大人気シリーズといえば、「スター・ウォーズ」だ。「スカイウォーカー・サーガ」を描いた劇場版9部作に代表される映像作品はもとより、現在に至るまで数多くのメディアミックスが展開されているのは周知の通りだが、ことゲームに関して言えば、劇中の展開をなぞるものだけでなく、オリジナルのストーリーや要素をゲーム化した作品も非常に多い。

 そんなシリーズの最新ゲームタイトル「STAR WARS:スコードロン」は、同シリーズの人気要素の1つである戦闘機「スターファイター」によるドッグファイトにフォーカスし、オンラインマルチプレイでの宇宙戦が堪能できる作品だ。

シリーズではおなじみのオープニングロールも

本作のプレイは一人称視点で、全編がVR対応。臨場感はかなりのものだ

 スターファイターでの戦いに焦点をあてたスター・ウォーズのゲームといえば、これまでにも「スター・ウォーズ 出撃! ローグ中隊」、「スター・ウォーズ ローグ スコードロン II」といった作品がリリースされているが、本作もその系譜に連なる作品と言っていいだろう。

オンラインモードでは5vs5のチーム戦が可能。機体を選択し、ドッグファイトや艦隊戦を楽しめる

 本作の大きな特徴は、シングルプレイのキャンペーンモードが用意されていることに加え、オンラインマルチプレイでの宇宙戦を強く意識した、いわゆるPvPタイトルとしての味付けもなされている点だ。プレイヤーはそれぞれ新共和国と帝国の2陣営に分かれ、Xウイングやタイ・ファイターなど、劇中でもおなじみのスターファイターを操り、敵陣営を攻撃してマッチでの勝利を目指す。

 それぞれの機体のパーツを付け替えて性能を変化させるカスタマイズ要素、勝利条件の異なる「フリーバトル」や「ドッグファイト」といった複数のゲームモードなども用意されており、スターウォーズが好きなゲーマーには特におすすめできる。

キャンペーンモードではハイパースペースに突入するシーンもあり、あらゆるシチュエーションで原作の雰囲気を存分に味わえる

 スターファイターの操縦はすべてコクピットからの一人称視点で行なう、というのも本作の醍醐味の1つだろう。フライト・シミュレーターやシューティングゲームに慣れていないユーザーにとっては慣れるのに時間がかかるかもしれないが、敵艦すれすれの地点や狭いトンネルを航行し、特徴的なサウンドが鳴り響くブラスターを撃っているだけで、スター・ウォーズ世界の1兵士となったかのような体験を存分に堪能できる。さらに今作は全編がVRに対応しているため、PC接続のヘッドマウントディスプレーを用意することで、抜群の臨場感のあるゲームプレイが可能だ。

キャンペーンモードでは「エピソード6/ジェダイの帰還」より後の時代が描かれる。ダース・シディアス亡き後も、帝国と新共和国の争いは続いているのだ

 今作の主な舞台となる時代は、劇場作品「エピソード6/ジェダイの帰還」以後。映画の主人公であるルーク・スカイウォーカーを擁する新共和国(反乱軍)側が「エンドアの戦い」で勝利を収め、帝国側はダース・ベイダーやダース・シディアスを失い凋落の一途を辿っていく、戦争の大勢が決しつつある時代だ。

 新共和国側はさらなる攻勢をかけるための新艦建造計画「スターホーク計画」を立案し、帝国の残党がその阻止を試みる、本作オリジナルの物語が展開されていくことになる。こうした背景があるため、劇中に登場するスター・ファイターやマップは、エピソード4~6に登場したものになっている。

原作キャラクターの姿も随所に。ただし、キャンペーンの物語に絡んでくるキャラクターは割とマイナーどころが揃っている

 キャンペーンモードでは、新共和国/帝国それぞれに主人公となるオリジナルキャラクターを作成し、それぞれの陣営での物語が紡がれていく。スカイウォーカー・サーガからは時代が若干ずれているため、正史に深くかかわるようなストーリーではないものの、原作キャラクターがしっかり登場するあたりはファンにとって嬉しいポイントだろう(と言っても、マイナー気味なキャラがほとんどではある)。宇宙戦のみにフォーカスした本作ではジェダイの騎士の戦いが描かれるわけではないが、それでも「スター・ウォーズ」のエッセンスは色濃く感じられるはずだ。

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