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共創型R&Dで新事業を創出する「BIRD INITIATIVE」、NECなど6社が設立

2020年09月18日 10時00分更新

 日本電気(以下、NEC)は9月10日、大林組、日本産業パートナーズ、ジャパンインベストメントアドバイザー、伊藤忠テクノソリューションズ、東京大学協創プラットフォーム開発と共同で運営する「オープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合」が、新会社「BIRD INITIATIVE(以下、BIRD)」を設立したと発表。

 BIRDは、課題や技術を産官学で持ち寄って研究開発をする「共創型R&D」という研究開発の仕組みを推進し、デジタル技術に関連する研究開発および受託研究、コンサルティング、投資などの事業を展開する会社だという。

BIRDのビジネスモデル

 事業開始時は、産業技術総合研究所や理化学研究所と、NECのAI研究連携を通じて得られた先進AI技術(Intelligent Simulation×Automation)を活用したコンサルティングサービスや研究開発、その検証環境を準備するプロトタイプ開発サービスを提供するとのこと。

 これらにより、研究テーマ設定・チーム組成、研究開発、事業化の準備を実施し、最速の課題解決の実現と新規事業の創出に取り組むとしている。

BIRDのビジネススコープ

 また、BIRDの取り扱う技術は、研究連携によって得られた先端AI技術をコアとして、事業会社や金融会社、アカデミアの出資者やアライアンスパートナーとともに順次増やしていくとのこと。今後は産官学連携の強化や高度人材の強化、増資などを実施し、2025年までにカーブアウトによる新事業6件の創出を目指すとしている。

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