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Dropboxのコンテンツをアプリに組み込めるプリビルトコンポーネント「Dropbox Embedder」

2020年08月27日 18時30分更新

 Dropbox Japanは8月27日、Dropboxのコンテンツを別の場所に組み込めるプリビルトコンポーネント「Dropbox Embedder」の提供を開始した。

 先行公開していた「File and Folder Embedder」の正式リリース版。今後、同コンポーネントは開発に携わるすべてのユーザーが利用できるようになる。また、同じくプリビルトコンポーネントである「Chooser」や「Saver」とあわせて、短いコード スニペット(コードのかたまり)を作成するだけでDropbox API機能を利用できるようになる。

 Dropbox Embedderは先行公開以降、世界中のアプリ開発者に利用されてきたという。例えばAtlassianは、JiraやConfluenceのエディターからDropboxのコンテンツにアクセスできる「Dropbox Smart Link(/dropbox)」を、ミラノ大学研究センターのオンラインジャーナルCERIDAPは、一般の人々に向けてパンデミック関連の情報を提供するページを作成した。

 先行公開中には、多くのユーザーからフィードバックが寄せられ、特に重要と判断した作業から優先して開発を進めたとのこと。また、開発期間中もさまざまなバグフィックスを公開し、より多くの情報を提供できるようエラー状況を改善してきた。

 特に、多くのユーザーからEmbedderを制御する機能のリクエストがあったことを受け、Dropbox Embedderでは、組み込みファイルのズームモード設定機能、組み込みフォルダのデフォルトビュー設定機能、ヘッダーサイズの変更機能を追加した。また、全体的な表示についても見やすく改善した。

 Dropbox Embedderを使えば、ユーザーはDropboxコンテンツをアプリケーションに組み込んで機能を拡張できるようになる。すでにさまざまな種類のマルチページドキュメントや画像に対応しており、今後はさらに多くのファイル形式に対応予定とのこと。対応済みのファイル形式については、Embedderのドキュメントを確認してほしい。

 Dropbox Japanは、エンジニア・起業家養成学校の「G’s ACADEMY」と共同で「OPEN G's TOKYO featuring Dropbox / Dropbox APIをゼロから体感するためのDeveloper Workshop - Embedder Edition -」も開催する。

 同ワークショップでは、開発者向けに提供しているDropbox Developerプログラムや、Dropbox Technology Partnerプログラムの概要を紹介しつつ、Dropbox Embedderのメリットや具体的な実装方法も案内する。

 開催日時は9月24日19時00分~21時00分。ZOOM上でのオンライン配信となり、定員は90名。参加費は無料。参加申し込みはこちらから。

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