大きさと扱いやすさから「軽自動車やBセグメントのクルマがいいな」という若葉マークのバイク女子・美環さん。中でもHondaの新型「FIT」や日産の「NOTE e-POWER NISMO S」に「いいね」しています。ならばトヨタから今週登場したヤリスはどうでしょう? というのは気になるところ。そこで最量販モデルに位置づけられる「ハイブリッドG」というモデルをお借りしてきました!
ヴィッツとは違うのだよヴィッツとは
約20年3代に渡って続いた「ヴィッツ」を改名して登場した4代目ヴィッツことヤリス。もともとヤリスはグローバルネームで、今までのヴィッツがいわば日本国内で使用する通称名でした。ヤリスにしたのは、現在WRC(世界ラリー選手権)で活躍するヤリスWRCのイメージを日本でも、という戦略があるのでしょう。今年11月には10年ぶりに日本でWRCのシリーズ戦が開催され……る予定だったのですが先日中止が発表されました。来年に期待です。
ヤリスは外観や足回りは言うに及ばず、エンジン、さらにプラットフォームまですべて新規設計という力の入ったモデル。名前が変わったこともあり、ヴィッツの後継ではなく、完全なる新型車と捉えてしかるべき、なクルマとなりました。エンジン仕様もハイブリッドのほか、2輪駆動、4輪駆動とレパートリーは数多く、さらにボディーカラーは全18色! 一言でヤリスと言っても「どのヤリス?」となります。
今回試乗したモデルはハイブリッドタイプの上級モデル「G」で価格は213万円~。ちなみに、185/60R15タイヤ&15×6Jアルミホイール<センターオーナメント付き>(5万9400円)といった諸々のオプションがついて、価格は281万8600円とのこと。意外といいお値段になります。
取材にあたりトヨタ側の担当者に「モデルと一緒に撮影します」とお伝えしたためか、取材車はアイスピンクメタリック仕上げ。男性的に「ピンクはちょっと恥ずかしいなぁ」と思ったのですが、写真で見るより意外とイイ色。美環さん的にも「こういう色もあるんですね」とニコニコ。どうやら彼女は赤やパステル調の色がお好みのようです。
フロントマスクはやや厳つい印象。釣り目に大きな口が印象的です。「イマドキのクルマって、みんな釣り目なんですよねー。なんか怒っているように見えません? で、走行中後ろにいたら『後ろのクルマに煽られているっ!』って思っちゃうんですよ」と、造形作家でもある美環さん的にはちょっと不満げなご様子。
車内は黒とコゲ茶のツートーンカラー。ちょっとプレミアム感のある印象を受けます。これには美環さんも満足気。一方で、収納の少なさとUSB端子が1個のみであることにはご不満。「でも、助手席の下に靴を入れる場所があるのはいいですね」と笑顔に。
後席に座った美環さん。小柄な美環さんでも「ちょっと……」と思ったご様子です。前席はゆったりめ、後席は前後幅が少ないというのは欧州車のコンパクトカーに多いのですが、ヤリスもそれに倣った模様です。「なんとなく、ドアの開口も狭い気がしますね。ちょっと乗り降りしずらいかもです」とも。
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