19年ぶりにWRCを制したあのマシンに乗れる!
昨年、トヨタに19年ぶりとなるWRC(FIA世界ラリー選手権)のマニュファクチャラーズタイトルをもたらしたトヨタ・ヤリスWRC(日本名ヴィッツ)。そのマシン(WRカー)はいったいどんなものなのか。
先日お台場で行なわれた「モータースポーツジャパン2019 フェスティバル イン お台場」で2018年モデルの同乗体験ができたので、レポートしよう。
史上最強のヴィッツがWRCを席巻!
トヨタ・ヤリスWRCは、日本では「ヴィッツ」の名で販売されているヤリスの3ドアモデルをベースに、四輪駆動システム、Xトラック製の6速シーケンシャルトランスミッション(変速はステアリング右手のパドルで操作)、公称値で最高出力380馬力以上、最大トルク425Nm以上を発生するTMG(Toyota Motorsport GmbH)製1600cc直列4気筒直噴ターボエンジンをフロントに搭載する。ヤリスWRCのデビュー戦である2017年シーズンの開幕戦のラリー・モンテカルロで2位表彰台を獲得、第2戦ラリー・スウェーデンでは優勝するなど、初年度から速さを見せつけた。
いっぽうでトヨタ自身が「今年は学びの1年」というように、データの少なさから来る信頼性不足に悩まされることもあった。しかし翌2018シーズンには改良型を投入。速さと信頼性を兼ね備えて、WRC復帰2年目にしてマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります