週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

フレンチスポーツ・アルピーヌ「A110S」はオシャレと走りが両立している!

2020年08月29日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●星野 奏(@hoshino_kanade_

選ぶならポルシェ・ケイマンではなくアルピーヌA110

アルピーヌA110の儀式「助手席にカードリモコンをセット」

 それではエンジンをかけてもらいましょう。カード型のキーを渡された星野先生。何の迷いもなくブレーキを踏んでイグニッションをオン! ですがエンジンはかかりません。アルピーヌA110Sは、ダッシュボードにカードキーを差し込まないとエンジンがかからないのです。エンジンが始動すると、ターボ車らしい低音が車内を包みます。「お! いい音」と合格点。それでは早速ドライブへ。

濡れた路面を走行するアルピーヌA110S

 取材日はあいにくの大雨。ミッドシップ・リアドライブのクルマで雨は滑りやすいので注意が必要です。ですが危うさは皆無。実に安定感があります。公道では危険なのでオススメしませんが、トラクションコントロールなどをオフにすることもできます。

海岸線を走るアルピーヌA110S

 「結構脚が硬めですね」と星野先生。「でも苦痛かというとそうではない。公道で不快にならないギリギリのセッティングだと思います」と診察。ステアリングは重めで女子にはちょっと辛そう。ですが「回頭性がイイ! 気持ちよくコーナーを抜けていきます。それにロール量が少ないですね。だから怖さが少ない」と適格に判断されます。「とてもイイと思います。日常的に使うなら、もう少し柔らかい方がラクだと思いますが、サーキット走行も視野に入れられる方はこちらなのでしょうね」とのこと。A110は一般道向け、A110Sは走行会を楽しむ方向け、という狙いなのは明白でしょう。

アルピーヌA110S

 「あと、アクセルが結構ダイレクトですね。踏めば背中にシートが張り付くほどの強烈な加速をしますね。リアにトラクションがかかっている感も楽しい。さらに背中からいい音が聞こえて。これはイイ感じです!」

サイドミラーを見る星野さん

リアに太いピラー(エアインテーク部)があるため、ルームミラーでは斜め後方が見づらい。高速道路の合流などでは注意が必要

バックすると、メーターパネル内にカメラミラーが表示される

 いっぽうで「後方視界は見づらいですね。特に斜め後方は怖いかも」だとか。幸いアルピーヌA110Sのサイドミラーは大きめなので、車両後方がきちんと見えるよう、普通車よりも内向きにセッティングすることをオススメします。

アルピーヌA110Sに大満足の星野先生

水しぶきを上げながら走行するアルピーヌA110S

 アルピーヌA110Sを体験した星野先生。「ライバルはポルシェ・ケイマンSですか。あちらは結構街中で見かけますね。アルピーヌA110とどっち? と言われたら、私はこっちがいいな。だってアルピーヌA110は街で見かけないですもの」。確かにアルピーヌA110Sと星野先生、とてもお似合いでした。次回は官能の国、イタリアのクルマに触れて頂きたいと思います。お楽しみに。

後ろ姿がが美しいアルピーヌA110S

■関連サイト

星野 奏(ほしのかなで)プロフィール

 

 10月30日神奈川県生まれ。歯科大卒業後に歯科衛生士の資格を取得。いっぽう、車好きなことからレースクイーンの道も志し、2017年「R'Qs triplets」でSUPER GTの表舞台に。翌年はGT500クラス「ARTA」で活躍。2019年はSUPER GT「T-DASHエンジェル」のほか、SUPER FORMULA「YOKOHAMA promotion model」としてサーキットに花を添えた。趣味はアクセサリー作り、ゲーム、ゴルフ、アニメ鑑賞。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事