Siri翻訳は正式リリース後の仕上がりが楽しみ
watchOS 7ではSiriによる翻訳機能が使えるようになる。早速試してみたが、現在バージョンのパブリックベータ版ではまだ日本語から英語への翻訳から徐々に対応準備を始めている模様だ。秋の正式リリース時点では10カ国語に対応が増えるという。
「Hey Siri」と声をかけてから、「○○を英語でどう言うの?」と訊ねると、音声による発音のお手本付きでレスポンス良く答えが返ってくる。Siriの応答が機敏だと思う。単語だけでなく、例えば「図書館は何時まで空いていますか?」といった短めのフレーズ単位でも翻訳も見つけてくれる。ただ翻訳の精度については、元になる日本語の構文を正しく発話できたか否かにも関わるようだ。watchOS 7の正式ローンチまでの間に使いこなし方をもう少し掘り下げてみたい。
Apple Watchはワイヤレスイヤホンと違って、ユーザーならとっさの場面でもかなり高い確率で身に着けているデジタルデバイスだから、ポケット翻訳機として最適だ。アップルにはぜひSiri翻訳の完成度を勢いよく高めて欲しいと思う。
以上がwatchOS 7のパブリックベータ版を公開初日からざっと使ってみたファーストインプレッションだ。とても実用的な機能がいくつも加わって、現行のwatchOS 6からもまた大きく様変わりした印象を受けた。役に立つだけでなく、文字盤共有のように楽しめる機能もある。手元にパブリックベータ版を試せる端末があるという方は、ぜひ試してみることをおすすめする。
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