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9月に港区芝浦に開園

非認知能力を高め21世紀に活躍できる人材を育成する「biima school」

2020年07月30日 18時00分更新

 biimaは7月30日、総合スポーツを軸とする21世紀型幼児教育保育園「biima school」を開園すると発表した。9月に港区芝浦(JR田町駅すぐ)に開園する。

 biima schoolは、早稲田大学教授陣が監修する総合スポーツと21世紀型幼児教育のプログラム「biima sports」を導入した総合スポーツ保育園。幼保無償化の対象園であり、港区における上乗せの補助金制度とあわせて最大月額9万7000円が補助される予定とのこと。また、「託児サービス(一時保育サービス)」も実施する。

 なお、biimaの保育事業は、東京都および中小企業振興公社より1月に「革新的サービスの事業化支援事業」としての認定を受けている。

 近い将来、仕事の約49%がAIやロボットに代替され、15年後に存在する職業の約65%は、今はない職業だと予想されている。そうした時代では、持っている知識や知見を使って新しいものを生み出す力、変化に対応する力、アップデートする力が求められ、最も必要な能力のひとつといわれているのが非認知能力だという。

 非認知能力は、学力以外のスキルの総称で「目標に向かい頑張る力(グリット力)」、「コミュニケーション能力」、「前向きにとらえる力」、「行動力」、「感情をコン トロールする力」など、テストなどで測定できない力のことを指す。

 非認知能力は、幼児期の過ごし方が大きな影響を受ける能力であるともいわれているが、現在の幼児期の教育は、世界的にみても旧来型かつ属人的な手法が多く、幼児期における非認知能力開発プログラムにおいて体系化されたものはないとのこと。

 biima school は、最新のスポーツ科学と幼児教育学を融合した、新しい21世紀型教育プログラムと教員の育成プログラムを開発し、21世紀に活躍できる人材の育成をミッションとしている。

 最新のスポーツ科学に基づき、サッカー、野球、スプリント、体操、テニスなどの「総合スポーツ」で基礎運動能力を高めるとともに、企業で実施されている「リーダーシップ研修」、「マネジメント研修」などを幼児期向けにカスタマイズした、非認知能力を高めるプログラムを実施する。

 託児サービス(一時保育サービス)では、biima sportsにくわえ、ビジネス研修、リーダーシップ研修を基に構築した「プロジェクトラーニング型」の21世紀型教育を提供する。これにより、基礎運動能力、非認知能力、認知能力、クリエイティブ能力を能力を総合的に高めるとのこと。単なる「預かる場」ではなく、子供の「教育の場」として利用しやすい場所にすることで、保護者の急な仕事や用事などはもちろん、つかの間の夫婦だけの時間の確保などにも臨機応変に対応できるサービスを実現するとうたう。

 園内は、体を思う存分に動かして運動ができる「スポーツエリア」、音楽、造形、絵画などクリエイティブ教育や非認知能力プログラムに集中して取り組める「ラーニングエリア」、子供達が自由な発想を生かして遊べる仕掛けが満載の「秘密基地エリア」など、さまざまな用途にあわせた空間を設計している。

 給食は「教育は、食事から」をコンセプトに、国産、無農薬、無添加で味わえる料理家と栄養士による完全手作りの食事を提供する。

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