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PS4 ProをBarraCuda 120 SSDに換装したら「Ghost of Tsushima」のロード時間はどうなるのかチェック

2020年07月31日 11時30分更新

「Ghost of Tsushima」でも確実にロード時間を短縮

 さて、今回「BarraCuda 120 SSD(2TB)」で検証したのは、7月17日に発売されたSIEの「Ghost of Tsushima」だ。モンゴル帝国が東方世界の征服をもくろみ、日本への侵攻の足がかりとして対馬に上陸。対馬の武士団が抵抗するも壊滅されてしまうが、かろうじて生き延びた武士・境井仁は、侍道を外れた戦い方で故郷を守ろうとするオープンワールド時代劇アクションアドベンチャーだ。黒澤明監督作品のような白黒モードが用意されるなど、時代劇映画のようなストーリー展開で、オープンワールドで向かう先を示すのは「風」という演出とともに、ビジュアル的にも非常に美しい。

 最新のバージョンアップ1.05では、死にゲー的に超絶難しい「万死」モードが用意され、さらにやりこみ度が増している。今年の夏はザクザクと斬りまくって過ごせそうだ。

「Ghost of Tsushima」のイメージカット。

 今回検証したバージョンは1.05で、容量は34.71GBと比較的標準的。オープンワールドではあるが、序盤はチュートリアルを兼ねたエピロークとなっていて、道筋は決まった展開となっている。場面展開でもロード中になることなく進んでいくため、プレイ中に待たされるというストレスはない。検証したのは起動してからオープニング画面が表示されるまでの「ゲームの起動時間」と、ゲームの続きを選択してプレイ開始できるまでの「ゲームロード時間」2つだ。PS4のシステムは7.51で検証している。

 なお、計測はストップウォッチを用いた手動で、3回計測しての平均タイムを使用。SSDもHDDもキャッシュを利用するため、1、2度起動からゲーム開始まで実行し、ロード時間が安定した状態から計測している。環境によっては今回の結果以上の時間がかかる可能性があることをあらかじめ承知してほしい。

 結果はゲームの起動時間は約13秒、ゲームロード時間は約8秒短縮した。グラフで示したゲームロード時間は、序盤のオープンワールドではないときの場合で、オープンワールドになってからのロード時間は、SSDだと約9秒、HDDが15秒という結果になっている。オープンワールドゲームでありがちな、初期ロード時間が長いということがなく、HDDでも意外と快適に感じられるが、やはり一度SSDでプレイしてしまうと、HDD時の遅さを大きく感じてしまう。

 今回は、もともとロード時間が短いので、大きな差にはならなかったが、それでもHDDとSSDの差は歴然だ。最近は大型ゲームが続いているので、いろいろと買っていると容量も逼迫してきてしまう。そうなる前にいますぐ大容量SSDへ換装すべきだ。「BarraCuda 120 SSD」は500GBモデルが7000円前後で手に入るが、1TBの容量が1万2980円前後で手に入るので、1TBモデルを強くオススメする。

 今後もさまざまなタイプの人気ゲームで検証を重ねていく予定だ。なお、SSDやHDDはファイルの書き込まれた状態や性能の劣化などによっては、今回のような結果にならない場合がある点にご了承願いたい。

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