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GeForce GTX1660 SUPER搭載時とどれくらい性能差がある?

GPU内蔵の最新Ryzen 7 PRO 4750Gを搭載したコスパゲーミングPCの実力

2020年07月29日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集● ASCII
提供: セブンアールジャパン

ビデオカード搭載ならフルHDで快適プレイ
常時100fps以上の性能を見せ付ける場面も

 一方で、GTX 1660 SUPERを搭載したZEFT R7Pro-Kのゲームパフォーマンスが気になる人も多いのではないだろうか。そこで、ZEFT R7Pro-Kでも実際にゲームをプレイしてテストしてみたい。なお、ゲーム以外のパフォーマンスは、APUやメモリーなどの構成がSR-ar7-7530G/S7/W10/LWとまったく同じであるため、ここでは割愛する。

 まずは3DMarkからだが、ZEFT R7Pro-KはFire Strike“無印”で1万4000以上のスコアを発揮し、かなり良好なパフォーマンスを見せている。Time Spy“無印”でも6000台のスコアを出しており、APUとGTX 1660 SUPERという組み合わせでも、十分高いグラフィックス性能が期待できそうだ。

 続いてFF14ベンチマークでは、描画負荷が最大となるよう最高品質に設定し、ベンチマークを実行。すると、3840×2160ドットではスコアが5000を割ってしまい少々厳しいが、2560×1440ドット以下の解像度では、スコアは1万以上まで伸びており、かなり快適にプレイできることは間違いない。とくに1920×1080ドットでは、平均フレームレートは96fpsまで達し、最小フレームレートが44fpsである点は立派の一言。

 さらに、Apex Legendsのパフォーマンスもチェックしておこう。ここでは、設定を可能な限り描画負荷が大きくなるように変更したうえでゲームをプレイ。プレイ中のフレームレートをFrapsで取得したわけだが、1920×1080ドットで平均120fps、最小102fpsと高いパフォーマンスを発揮した。

 これだけの性能を備えているのであれば、高リフレッシュレートの液晶ディスプレーを組み合わせて有利に立ち回ることも可能だ。さすがに4K解像度での快適なプレイは難しいものの、2560×1440ドットでも最小フレームレートが60fpsを上回っている点は注目に値する。

 「Call of Duty: Warzone」でもZEFT R7Pro-Kのパフォーマンスは良好だ。ここでは、テクスチャ―高に設定したうえでゲームをプレイし、GPUOpenの「OCAT」(Version 1.6)を用いてフレームレートを取得。なお、OCATの仕様上、最小フレームレートの代わりに、データを並べた際に99%の値となる99%タイルを採用している。

 本作は比較的描画負荷が高いタイトルだが、それでもZEFT R7Pro-Kは1920×1080ドットで平均フレームレートが100fpsを上回った。99%タイルのフレームレートも60fpsを大きく超えており、フルHDであれば問題なくプレイが可能だ。

高いコストパフォーマンスは魅力的
ゲームにコンテンツ制作、テレワークと幅広く活躍

 以上のテスト結果から明らかなように、SR-ar7-7530G/S7/W10/LWは解像度を落とすなどの条件付きであれば、ゲームを快適にプレイすることが可能だ。それでいて価格は12万円ほどとコストパフォーマンスに優れており、将来、ビデオカードの増設を視野に入れたベースモデルとしてもお買い得感はかなり高い。

 一方のZEFT R7Pro-Kは、そこにビデオカードを増設し、1920×1080ドットで高いパフォーマンスを発揮している点は魅力的。APUのRyzen 7 PRO 4750Gがゲームにおいて良好なパフォーマンスを出しており、それでいて価格は15万円台と非常にリーズナブル。もちろん、Ryzen PRO 4000シリーズの強みを生かしてテレワークで利用することも可能だろう。ゲームにコンテンツ制作、テレワークにと幅広く活躍できる1台であることは間違いない。

(提供:セブンアールジャパン)

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