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バイク女子・美環、マツダ・ND型ロードスターの魂動に感動

2020年08月01日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●美環(@puritendon) 車両協力●マツダ

オープンカーだからこそ車内は上質に

 室内は上品かつプレミアム感にあふれるもの。注目すべきは室内の一部にボディー色を配することで、外と内に一体感をもたせています。「この色だとカッコいいですね。他の色だとどうなるんだろう」と造形作家でもある彼女的には興味津々。運転席、助手席ともにコクピット感を強めた、スポーツカーらしいテイストでありながら、横方向にゆとりがあるため窮屈さはあまり感じません。収納も十分で、ドリンクホルダー、USB充電ソケットを各2個備えています。

コクピット感が強いNDロードスターの室内

ドア部分の一部にボディー色と同じ加飾が用いられ、外から室内へと綺麗なラインが描かれている

アクセルペダルはオルガン式を採用。ブレーキペダルとは結構な段差があり、踏み間違えは少ないだろう

エアコン周り。ノブのタッチは柔らかめだ。USBソケットを2系統 を備えているほか、アナログ入力も備える

シフトレバー、ハンドブレーキまわり。AT車の場合、シフトレバーの下にスポーツモードの切り替えスイッチを備える。ダイヤルおよび近傍のボタンはインフォメーションディスプレーの操作用だ

シートバック近傍には収納とドリンクホルダーを備える。収納に鍵がついているのがオープンカーらしい配慮といえるだろう

ND型ロードスターのスポーツシート

運転席に座った美環さん。シートの高さ調整ができないため、試乗時は座布団とヘッドレストの角度調整のためパンダのクッションを取り付けた

 シートはリクライニング機構はあるものの、高さ調整はできないセミバケットタイプ。太もも部分のみ高さ調整は可能です。よって小柄な美環さん的には「お座布団」が必要になります。ですが1枚では足りず2枚あった方がよいとのこと。ちなみにヘッドレストにパンダのクッションが置かれていますが、これは彼女の持参品。「このクルマに限らずなんですけれど、ヘッドレスト一体型のシートって、首が痛くなるんですよ」という対策グッズだったりします。角度調整ができるシートの方がいいそうです。一方で「ボディー側ではなくシートの近くからベルトが出ているのはうれしいですね。ドア側(Bピラー)だと取り出しづらいんですよ」とのことで、これは筆者も同意見。結構手を回すのが面倒だったりしますからね。

ルーフを開閉する美環さん

開閉は内側のロックを外すだけと簡単

「ここ、ガラスなんですね!」とルーフを見て感心する美環さん

 ルーフの開閉はセンターロックを外して後ろに追いやり、強く押し込むだけと簡単なモノ。「ロードスター史上、もっともルーフ開閉がラクなんです!」とマツダの車両管理担当が胸を張る自信作です。信号待ちで開けてみようと実験したところ、これは確かにカンタン。「開けた状態の見た目もいいですし、なにより簡単に開閉できるのはイイ」とのこと。

SKYACTIV-Gエンジンユニットは縦位置でマウントされる

 エンジンは1.5リットル直4自然吸気タイプ。運転席側近くにマウントされているのは、言うまでもなく運動性能向上のためでしょう。気になる最高出力は132PS/7000rpm、最大トルクは15.5kgf・m/4500rpmと必要にして十分。ハイオクガソリン専用で、燃費性能はJC08モードで18.6km/L。ちなみにタンク容量は40リットルですので計算上は一回の給油で700km以上走行できそうです。

運転席からの眺め。ハンドルは細めで手の小さい方にもピッタリだ

一見3連に見えるメーターレイアウト。センタータコメーターでスポーツ感満点だ。左は液晶のインフォメーションディスプレー

アイドリングストップ、車線監視、トラクションコントロール、バックソナー等の操作スイッチ類を装備

 運転席はスポーツカーらしいセンタータコメーターを採用。インフォメーションディスプレイには水温や燃費、ガソリン残量のほか、車線逸脱時にアラート表示をする。水温はほぼ100度に近い値を示しているが、最近のクルマは燃焼温度を高め効率を上げる方向なので、この位の温度が正常値。100度を超えてきたらクールダウンした方が望ましいだろう。

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