Hondaは7月23日、軽二輪国内トップクラスのスポーツ性能を誇る250ccバイク「CBR250RR」を大幅にマイナーチェンジすると発表。新型「CBR250RR」として、9月18日に発売します。
価格はカラーによって異なり、グランプリレッド(ストライプ)が85万4700円(税込)、マットガンパウダーブラックメタリック、パールグレアホワイト、グランプリレッドが各82万1700円(税込)となっています。
アラフォーの筆者は学生時代にバイクブームの波にどっぷりハマりながらも、今までバイクに触れたことすらない初心者。ですが、仕事の足として常日頃バイクは欲しいと思っていました。そこで、新型CBR250RRの発売を期に、人生初バイクとして前金をキャッシュレス払いして予約注文! バイクデビューするとともに、今回から「初めてのバイク」として、このCBR250RRとの生活についてお伝えしていきたいと思います。CBR250RRについては勿論ですが、今後バイクの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
Hondaを代表する軽2輪スポーツバイク
CBR250RR
CBR250RRは、昔でいうところの「レーサーレプリカ」と呼ばれるタイプに属するスポーツバイクです。鋭角的なフルカウルボディー、直列2気筒水冷エンジン搭載車両のなかでは最高出力を誇り、発売当時クラス初(当時のHonda調べ)となるスロットルバイワイヤシステムなどの機能を搭載し、2017年に登場しました。速さはもちろんのこと、剛性としなやかさを両立させた鋼管トラスフレームと、倒立フロントサスペンション、リアのプロリンクサスペンションを採用するなど、「操る楽しさ」が支持され、若年層を中心に多くのユーザーに人気の高いモデルです。
値段そのままに馬力アップ! 快適性も充実!
今回のビッグマイナーチェンジでは、さらに性能の向上と扱いやすさを追及したとのこと。気になるエンジンは、新形状のピストンをはじめ、炭浸コンロッド、バランサーシャフト軸の小型化、点火時期、マフラーの内部構造など徹底的にリファインしたことにより、最高出力は3馬力アップの41馬力(1万3000回転)、トルクも2N・mアップの25N・m(1万1000回転)を達成!
操作面の進化も見逃せないポイント。「クラッチレバーの操作が軽くなる」「急激なエンジンブレーキによるリヤタイヤのホッピングを抑える」ことに効果があるアシストスリッパ―クラッチ機構をモデル初搭載。握力の弱い方はもちろん、バイク操作に慣れない方でも安心してスポーツライディングが楽しめるそうです。
扱いやすさの点でもう一つ注目したいのは、オプションでクイックシフター(2万5300円税込)が用意されたこと。クイックシフターとは、クラッチ操作を行なわずにシフトのアップダウンができる機構で、クルマで言うところの「セミオートマ」や「パドルシフト」みたいなもの。このクイックシフターは、現在のバイクレースでは当たり前の装備です。「そんなサーキット部品をつけてどうするの?」と思われそうですが、たとえば都心部の街中のような信号の多い場所では、クラッチを切って、シフト操作して……という作業が続くと疲れます。スポーツ走行でも街乗りでも、走りが楽しくなるアイテムといえるでしょう。ちなみにクイックシフターは従来のCBR250RRでは搭載不可だそうです。
先鋭的なボディーラインはそのままに、カラーリングはレタリングを中心に大幅に変更。さらにホイール色もブラックからゴールドへとチェンジ。よりスポーツ度が高まる意匠となりました。
シャシーおよびサスペンション、そしてスロットルバイワイヤシステムによる、3モードの出力特性調整などは変更ないものの、全車ABSブレーキ搭載車へとラインアップが変更されました。このビッグマイナーチェンジ、見逃すわけにはいきません!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります