日清食品は「日清の汁なしどん兵衛 冷しぶっかけうどん」を6月22日から発売中です。193円(税抜)。
どん兵衛史上初の「冷しうどん」。
湯切りしたうどんを冷水で冷してつゆをかけて仕上げる商品。
なるほど、暑い日は温かいうどんではなく“冷し”が食べたいもの。でも、湯戻しした即席麺をわざわざ冷やすってどうなのでしょうか?
どん兵衛初の水で冷す「冷しうどん」を食べてみた
「冷し」というと「冷しトマト」が好き。そんな私ナベコがさっそくどん兵衛の「冷しぶっかけ」を食べてみました。
約370mlのお湯を注いで、待ち時間5分。
カップ焼きそばと同じように、湯切り口から湯切りした後、あらたに水を注ぎ、また湯切り口から捨てる。この、水を注ぐ→捨てるを3回繰り返します。
水の入れ切りを3ターンしてもまだちょっと温かい気がして、測ってみると30℃。
そこで、さらにもう1ターン水を入れ切りしました。
温度は27℃ちょっとに。そんなものでしょうか。
何度も水を切るため湯切り口の隙間から、かやくのネギ、わかめがいくぶんか出てしまいました。ん~、やはり水で冷やすぶん時間がかかるし、ロスが出やすいのもいなめません。
後入れのつゆを注ぎ、トッピングを最後に振りかけて出来上がり!
ところで、本商品は「温」でもおいしくいただけるそう。温の場合は湯戻し時間を4分に短縮し、1回湯戻ししたらすぐにつゆとトッピングをかけて仕上げます。
麺のつるつるさが際立つ!
どえらく、つるつる。
箸で麺をつかんだ写真を撮ってはみたものの、コレちょっと大変でした。つるっ、つるっとしているし、即席麺らしい平たい麺というのもあって、箸からすぐに逃げていこうとします。
もちろん、すべってつかめないほどではないです。ただ、箸上げを固定するのが大変(関係ない人も多いかな)。
もともとつるみがあるどん兵衛の麺が、水でしめたことによって表面がより滑らかになったようです。
つゆの味は濃い“めんつゆ”といった感じ。けっこう甘い!
つるつるといただくと、ああ、なるほど。
駄菓子屋で売られている麺菓子のようなイメージ。味が濃ゆくってちょっとチープな感じもありつつ、自分のイノセントな部分に訴えてきて止まらなくなる!
つるつる麺とカリカリ揚げ玉が良いコントラスト。つる、カリ、つる、カリとした食感で口の中が楽しい。
濃いめの味でジャンクさがイイ!おやつ感覚で食べられる
麺は時間が経つにつれて中までつゆが染みてきて、このように茶色っぽくなっていきます。甘じょっぱさがさらに濃くなって、それもまたいいお味。例えば、そう、全然違うジャンルですが、もんじゃ焼きを最初に食べた時のような感動があります。
ウッマー。
なんだ、どん兵衛の冷しぶっかけ。めちゃくちゃおいしいぞ。こんなにおいしいなら、もっと早く出てきていてもよかったのに、と思うくらい。
ただ、書いたように、上品な味わいというよりかは親しみやすいおいしさ。「〇〇と〇〇のハーモニーが…」「滑らかな余韻が…」などいうのとは違います。つゆの濃さが決め手で、ちょっとジャンク味さえあるヤミツキ系商品。
食後感は軽めなので、お腹が減った時にガッツリいただく一品ではなく、おやつ感覚で軽食として食べるとか、食欲がない時にだましだまし食べる一品に良さそう。
かといって、とりわけ低カロリーというわけではなく、一食441Kcalと即席のカップうどんとしては標準的ですが。
カップうどんの「冷やし」というと、東洋水産のカップ麺マルちゃんシリーズからも「冷しぶっかけうどん」が今年から登場。今年の夏、冷しカップうどんがトレンドになるかも。マルちゃんの商品も食べてみて比較したいなと思いますので、どうぞご期待ください。
ナベコ
酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメでおいしい情報配信中♪
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります