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動画でユマニチュードのケア技法を学べる

エクサウィザーズ、在宅介護者を支援するアプリ「CareWiz」

2020年06月19日 16時00分更新

在宅介護者を支援するiPhone向けアプリ「CareWiz(ケアウィズ)」

 エクサウィザーズは6月18日、動画でユマニチュードを学びながら、家族介護の悩みをサポートするiPhone向けアプリ「CareWiz(ケアウィズ)」の無償提供を開始した。

 CareWizは、家族介護の悩みをサポートするアプリ。本アプリの名称には、「ケアをする人/受ける人と共に歩んでいく」という意味合いが込められており、利用者は、ユマニチュード(知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケア技法)を学べる解説動画の視聴機能、専門資格を持つユマニチュード認定インストラクターへの電話相談窓口、AIを利活用した検索による認知症関連サービスへのアクセス機能などの利用を通じて、家族介護における様々なサポートを受けられる。本アプリの無料期間は7月31日まで。推奨環境はiOS 13以降。

 本アプリでは、今日から実践できる認知症ケアの技法を、ユマニチュード認定インストラクターによる解説動画から学べる。各動画は、「何度も同じことを聞かれる」、「話しかけても返事がない」など、様々な困りごとのシチュエーションに応じて、対応策がまとめられている。なお、困りごとのシチュエーションおよび対応動画は、今後も順次追加していくとしている。

今日から実践できる

 家族介護における日々の困りごとを、ユマニチュード認定インストラクターに電話相談できる。今後は、自身でユマニチュードを実践している様子や、家族のケアにおける日々の困りごとを撮影した動画を、相談予約の申し込み時に添付できる機能の実装も予定しているという。これにより、相談内容をより明確に伝えた上でプロからのアドバイスを受けられるとする。

プロからアドバイスをもらえる

 また、地域の公的なサポート情報に、本アプリからアクセスできる。なお、サポート情報の検索機能にはエクサウィザーズが開発したAIを利活用している。これにより、利用者は検索窓に「買い物をする時間が欲しい」や「仕事と介護の両立が難しい」などの困りごとを入力することで、地域の公的なサポート情報から入力内容に最も近い回答を得られるという。

地域コミュニティとつながれる

 同社は、レクリエーション介護士の資格を持つよしもと芸人・レギュラー、span!や、大阪キッズ藤田と一緒に、優しさを伝えるケア技法「ユマニチュード」を学べるオンラインイベント「今日からできる!優しさを伝えるケア技法」の動画をエクサウィザーズのYouTubeチャンネルにて公開中。本動画では、ケア技法のレクリエーションだけでなく、レギュラー、span!によるネタの披露やCareWizの紹介も行なっている。

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