第3回
世界で高い評価を得た“銃で戦うソウルライク”、「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」が日本語ローカライズでPS4に登場!
2020年06月24日 11時00分更新
“ソウルライク”な死んで覚えるPvEシューターがPS4に登場
2019年8月にPC版がリリースされ、高難度アクションRPGとして高い評価を獲得した「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」のPlayStation 4版が、6月25日に満を持して登場する。いわゆる「ダークソウル」シリーズの影響を色濃く受けた“ソウルライク”系タイトルでありながら、現代的な銃器をメイン武装とし、周回要素も充実している本作は、やりこみ派のゲーマーにはたまらない1本だ。
ゲーム本編はPC版の移植になるが、大きなポイントとして、UIやセリフが日本語ローカライズされていることが挙げられる。基本的にはすべてのテキストやボイスが日本語となっているため、これまで言語の壁でプレイを躊躇していたゲーマー諸氏にもオススメできるだろう。ファンタジー要素が強く、じっくり読ませるようなテキストもある作品なので、ローカライズによりゲーム全体の雰囲気が掴みやすくなったのは嬉しいところだ。
“ソウルライク”系タイトルといえば、中世ファンタジー風の世界を思い浮かべる人も多いと思うが、本作の舞台は現代的なシェルター「Ward 13」ということで、一風変わったポスト・アポカリプス風の雰囲気が楽しめる。プレイヤーは、別の次元から突然現れた怪物「ルート」の出現によって荒廃した世界で、クリスタルによって次元を行き来する冒険者となり、大量のルートを殲滅しながら「Ward 13」創設者の行方を捜すのが主な目的だ。
ルートによって荒廃しているものの、拠点の文明レベルもかなり現代に近いのだが、「いくつもの次元を移動する」というゲームシステムが根幹にあるため、登場するステージはバリエーションに富んでいる。ルートの侵攻によって崩壊した地球はもちろん、人類とは異なる文明が発達した森、荒涼とした砂漠、異形の怪物が支配する沼地など、現代を舞台にしつつファンタジー要素もかなり強め。独特の世界設定は、本作の魅力の1つと言えるだろう。
敵を倒しながらダンジョン内のチェックポイント(クリスタル)を目指しつつ、時には拠点に戻って武器や防具を強化する、というのが基本的なゲームの流れ。プレイヤーの武装には近接攻撃ができる剣や斧も用意されているが、基本的にはピストルやライフルといった銃器を活用していくことになり、この点において、本作は他のソウルライク系タイトルとは大きく差別化されていると言っていい。
操作系はオーソドックスなTPS視点のガンシューティングであり、銃器で遠距離から敵を攻撃しつつ、シビアな攻撃を回避アクションで避ける、それなりに忙しい操作が必要になる。こちらも遠距離攻撃がメインとなるぶん、敵のスピードは速めで、遠距離攻撃も多用してくるため、常に気を抜けない戦闘が楽しめるだろう。
一度に対峙しなければいけない敵の数もそれなりに多く、物量で攻めてくるようなシーンがしばしばあるため、手際よく倒していかなければすぐにゲームオーバーになってしまうのも本作の醍醐味。とにかく囲まれないように移動し、アサルトライフルやハンティングライフルなら遠距離から1匹ずつ確実に、ショットガンやSMGなら中~近距離からテンポよく敵を倒していくことが求められる。
弾薬は敵からドロップするものの限りがあるため、装備できる2つの武器をうまく切り替えつつ使っていくのも攻略のポイントだ。慣れないと不自由さを感じるが、大量のルートを手際よく倒せるようになってくると爽快感があるあたりは、本作が非常にしっかりとしたソウルライク系タイトルであることを感じさせてくれる。
本作の場合、マップや一部ボスにランダム要素があるのもユニークだ。マップは一部を除いて基本的に自動生成される上、重要なボスを除き、マップ上で出会えるボスも複数種類からランダムで配置される。プレイヤーごと、周回ごとに異なる体験が可能になっているのだ。
さらに、クリスタルから「リロール」を選択することで、同じ周回中でも攻略状況をリセットし、一部マップやボスを一新することもできる。特定のシーンをやりこみたい場合や、攻略に詰まってレベル上げや稼ぎがしたい場合などに有効だろう。
初期アーキタイプは3種、武器MODの活用が重要
ゲームを開始すると、まずはキャラクター作成がスタート。外見やボイスを設定できるが、外見はキャラクターの能力に影響しないため、好きに選択してしまおう。終了後はチュートリアルを兼ねた最初のダンジョンがあり、ここでひととおりの操作を覚えられる。この時点では近接攻撃しかできないため、「避けて攻撃する」基本をしっかり体に叩き込んでおくといい。
今後の拠点となる「Ward13」に到達した後は、戦闘スタイルのひな型といえる3種の「アーキタイプ」から1つを選択することになる。これはいわゆる職業やクラスにあたるもので、最初に所持する武器や防具、武器に付与できるウェポンMODが異なるため、遠距離・中距離・近距離と得意な戦闘のレンジが変わってくる。選ばなかったアーキタイプの武具はあとから入手できるので、まずは好みのプレイスタイルに合わせて選択するといいだろう。
武器や防具は「キャラクター」画面から装備でき、ショップでは鉄などの素材を使った強化もできる。強化するほど攻撃力や防御力が伸びていくため、攻略に難儀した場合はこのあたりを見直してみるのもいい。また、防具には同シリーズの着用でスタミナ消費軽減などのセットボーナスが発動するシステムが用意されているため、単に防御力だけでなく、ボーナスを意識した構成にするのがベターだろう。
武器において重要なのが、1武器につき1つ付与できる特殊能力「MOD」の存在だ。これを武器に装着することでMODパワーが溜まるようになり、溜まり切ったところで特殊能力を発動できる。MODはボスなどから取得でき、多くの種類があるが、特殊弾により攻撃、回復効果のあるエリアを生成するなど、いずれも非常に強力なので、効率よくMODパワーを溜め、戦闘でうまく活用していきたい。1対多の局面では、MOD選択とMODゲージの活用が攻略を左右するといっても過言ではないだろう。
たとえば、10秒間すべての敵の注意を引き付ける「ラトルウィード」のようなMODを使う場合、設置している間はすべての敵がそちらに向かっていくため、非常に安全に敵を撃破し続けられる。さらに、防具のセットボーナスやキャラクター強化でMODパワーの蓄積スピードを上げれば上げるほど、頻繁にMODが使えるようになる。このように、MODパワー系の能力の恩恵は極めて大きいため、優先的に活用していくことをすすめたい。
ボスを倒して強力な装備を取得
もちろん、経験値による強化要素も存在する。キャラクターは一定の経験値を得るか、マップなどで手に入るアイテム「知識の書」を入手することで「トレイト」を1つ取得する。トレイトは言わばスキルポイントであり、これを割り振ることでステータスを伸ばしていける仕組みだが、最初に選べる強化項目は3つのみで、ゲームを進行することで割り振れる項目が増えていく。
特定のアーカイブを見ることで開放されるトレイトの強化項目などもあり、強化できる要素は「体力の向上」「MODパワー生成量アップ」のような基本的なものから、「武器の持ち替え速度アップ」「敵の感知範囲減少」といったややトリッキーなものまで、非常に豊富だ。初期状態ではとにかく死にやすいため、最初は体力を増やすことをすすめたい。また、後半はダメージアップに直結する強力な効果も得られるようになるため、そういった要素は優先的に上げていこう。
このようにステータスを強化しつつステージを攻略していくことになるが、特定のボスを倒すことで武器やMODが作成できるので、この点も忘れないようにしておこう。ボスの武器には強力な専用MODが付与されていたりするので、手に入れたらとりあえずクラフトで作成してみることをおすすめする。ただし、ゲームシステムの都合上1度のプレイでは出会えないボスなども存在するため、入手できる武器や防具にも違いが出てくることには注意したい。
なお、本作はCo-opによる最大3人までの協力プレイが可能だ。ホストプレイヤーのマップを共同で攻略することになるが、ほとんど最初から最後まで一緒に攻略に関われるため、一緒にプレイするフレンドがいる場合は共同でクリアを目指してみるのもいい。また、いわゆるオートマッチングも利用できる。
各プレイヤーがMODを活かして立ち回ると爽快感は抜群だが、マッチング後の攻略対象はホストとなるプレイヤーのワールドで、敵の強さは参加プレイヤーの武器や防具の強さにより調整される。レベルの高いプレイヤーがレベルの低いプレイヤーとマッチングした場合、低レベルのプレイヤーにとってはやや辛い難易度になるため注意したいところ。現行のオートマッチングではこうした事態が頻繁に起こるため、ある程度武器や防具を強化してからマルチプレイに臨むという選択肢もあるだろう。
仮に体力がゼロになっても、一定時間内であれば他プレイヤーの蘇生を受けることが可能だ。人数が減ると一気に不利になるため立て直しはなかなか大変だが、一応の保険にはなる。また、マルチプレイで効果を発揮するステータスも存在するため、フレンドとのプレイを前提にしたキャラクタービルドに挑戦するのも悪くない。
高難度とキャラクタービルドの楽しみが噛み合った良作
総じて「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」は、意欲的な要素を多く取り入れた良質なアクションRPGゲームだ。キャラクター強化やMODが十分ではない序盤には若干の辛さがあるが、ゲームシステムを理解し、敵を次々倒せるようになった頃には、序盤の苦労を払拭するだけの達成感が得られるだろう。
周回ごとにボスを探し、新たなトレイトや武器、MODを手に入れる楽しみが用意されているのも、やりこみ派のユーザーにとってはありがたい点だ。高難度ゲームに挑むのが楽しみというゲーマーはもちろん、ひたすら自分のキャラクター強化を突き詰める、複数キャラでさまざまなビルドを楽しむなど、幅広いプレイスタイルに対応できる点も評価したい。
Published by EXNOA LLC. Ⓒ 2020 Perfect World Entertainment Inc. and Gunfire Games, LLC. All rights reserved. Developed by Gunfire Games, LLC. Remnant: From the Ashes and Gunfire Games are trademarks, service marks and logos owned by Gunfire Games, LLC.
(提供:DMM GAMES)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう






















