週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

「Xperia 1 II」はカメラの使い勝手が大幅にアップしたカメラスマホだ!

2020年06月18日 10時00分更新

カメラスペックは微妙に向上
インターフェースは使い勝手が良くなった

 カメラは本体背面のメインが超広角と広角、望遠のトリプルレンズ仕様というのは前モデルと同じ。ただしカメラのスペックには若干変更があり、超広角は約1200万画素/16mm/F2.2(前モデルはF2.4)で、望遠は約1200万画素/70mm/F2.4(前モデルは52mm)、広角は約1200万画素/24mm/F1.7(前モデルは26m/F1.6)となっている。

メインの3つのカメラはZEISSレンズとなっている

 特に注目したいのがメインの広角。センサーサイズが1/1.7と大型化しており、暗所での撮影などに強くなっている。ただし、960fpsで撮影できるスーパースローモーションや先読み撮影など、前モデルで利用できた機能は一部使えない。

 カメラのユーザーインターフェースも変更があり、「標準」「超広角」「望遠」とワンタッチで切り替えられるボタンが用意されている。ただし、デジタルズームに関してはそれぞれの画角で3倍までとなっており、3つのレンズをシームレスに使ったズームには対応していない。

 下記は標準のカメラアプリで撮影した作例。基本的にはオートで撮影している。Xperia 1 IIにはソニーのレンズ交換式カメラ「α」のような使い勝手を実現した専用のカメラアプリ「Photography Pro」(フォトグラフィー プロ)も搭載されているが、そちらは別記事の作例を参考にしてほしい。(よりカメラらしさにこだわった「Xperia 1 II」のPhotography Proモード

24mmの広角で撮影。影の部分も明暗がしっかり描写されている

70mmの望遠で撮影

16mmの超広角で撮影

24mmの広角で撮影。夜空の雲も潰れずに写っている

70mmの望遠で撮影。手持ちということもあり、手ぶれが気になる

16mmの超広角で撮影。広角と比べると全体的に暗く、潰れているところもある

24mmの広角でマクロ撮影

インカメラは画角も広く十分な画質

 印象としては標準レンズでの撮影で精細感があがっており、夜景など暗所での撮影もかなり向上している。このあたりはセンサーサイズが大きくなっている効果が出ているようだ。

 ちなみに前モデルでは電動ジンバルを装着すると、超広角レンズ使用時にアームが映り込んでしまう問題があったが、Xperia 1 IIではカメラの配置が変わったことで映り込みにくくなっている。実際、筆者の持っている電動ジンバルで試したところ問題なかったので、Xperia 1 IIを動画撮影用にと期待しているユーザーは安心しよう。

ジンバルなど装着時にボタンに干渉しにくくなっている

超広角レンズでも電動ジンバルのアームの映り込みはない

ただし超広角レンズが外側にあり指などが映り込みやすいため、通知をチェックしてミスショットをなくす工夫もなされている

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事