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物流業界の効率化を目指す

日本郵便、CBcloudの宅配効率化システム「SmaRyu Post」を導入

2020年06月15日 19時20分更新

CBcloudの宅配効率化システム「SmaRyu Post」、日本郵便で導入

 CBcloudと日本郵便、オプティマインドは6月15日、物流業界の改革に向け、宅配効率化システム「SmaRyu Post(スマリューポスト)」を導入したと発表した。

 CBcloudが提供する宅配事業者向けの業務効率化システムSmaRyu Postは、同日を皮切りに10月までに順次全国約200局の郵便局に導入される。本システムは、配送現場の大きな課題であるアナログかつ非効率な業務を解決することを目的に、スマートフォン上で荷積み・配送ルーティング/ナビゲーション・配送ステータス管理・電子サインなど一連の機能を一気通貫で提供するシステム。経路・荷姿を考慮した車内の荷積み位置指定や配達先との個別事情や関係性など、熟練ドライバーのノウハウを継承する機能を搭載しており、初心者のドライバーや担当者でも滞りなく業務を行なえるよう支援する。

 日本郵政グループの出資を受けるCBcloudと、日本郵便主催のオープンイノベーションプログラムにて最優秀賞を受賞したオプティマインドが、それぞれより配送現場に適したサービスとなるよう日本郵便と継続して実証実験を重ねる中で、さらなる成果を目指すべく3社の連携が実現。

 オプティマインドが提供する「Loogia」は、配送先の時間指定やラストワンマイルならではの道路事情など、30項目以上の制約を考慮した上で配送ルートを提案するルート最適化クラウドサービス。さらに、配送実績をGPSから収集しAIが学習することで、走行速度や駐車位置など、最新の配送情報やベテランのノウハウをルートに反映し、よりスムーズな配送を可能にするという。

 CBcloudは、今回の日本郵便およびオプティマインドとの共創を通じて、年々増加する宅配物流量の一方で深刻化するドライバーの人材不足など、物流業界を取り巻く社会問題の解決に取り組み、持続可能な物流の実現へ向けて改革を推進していくとしている。

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