6月上旬より販売がスタートしている日本サムスンの最新外付けSSD「Samsung Portable SSD T7」(以下、T7)。内部インターフェースが前モデル「Samsung Portable SSD T5」(以下、T5)のSATAからNVM Expressに進化しており、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)を採用している。それに伴い、順次読み出し転送速度の公称値は最大1050MB/sとT5の約1.9倍になり、一般的な外付けHDDと比べると約9.5倍速いと謳っている。今回はそのT7の1TBモデルをレビューする。
2TBモデルは4.7万円、1TBモデルは約2.5万円!
Samsung Portable SSD T7の主要スペック | |||||
---|---|---|---|---|---|
型番 | MU-PC2T0 | MU-PC1T0 | MU-PC500 | ||
容量 | 2TB | 1TB | 500GB | ||
インターフェース | USB 3.2 Gen 2(10Gbps) | ||||
サイズ | 85(W)×57(H)×8(D)mm | ||||
重量 | 最大58g | ||||
シーケンシャルリード | 最大1050MB/s | ||||
シーケンシャルライト | 最大1000MB/s | ||||
UASP Mode | サポートあり | ||||
暗号化 | AES 256ビットハードウェア暗号化 | ||||
セキュリティー | パスワード設定 | ||||
対応OS | Windows 7以降、Mac OS X 10.10以降、Android Lollipop以降 | ||||
保証期間 | 3年間 | ||||
実売価格(税込み) | 4万7000円前後 | 2万5500円前後 | 1万5000円前後 |
3年前に発売したT5の初出価格と比べるとT7は大幅に安くなっており、1TBモデルでも税込み2万5500円前後と半額以下(T5の1TBモデルは6万4600円前後)になっている。また、2TBモデルも4万7000円前後と8万円以上もお手頃だ。外付けSSDの買い替えを検討しているユーザーには朗報だろう。また、公称値ではあるもののシーケンシャルリードで1050MB/sを謳う外付けSSDではGB単価もお得な部類だ。
また、T7は2月に発売しているタッチセンサー付き外付けSSD「Samsung Portable SSD T7 Touch」(以下、T7 Touch)の廉価モデルだ。違いはタッチセンサーの有無と本体カラーのラインアップのみで、T7 Touchの価格は2TBモデルが5万3000円前後、1TBモデルが3万円前後と、T7のほうが購入を検討しやすい価格設定だ。T7にもパスワード設定機能はあり、セキュリティーに気を遣った運用ができる。ゆえに、できるだけ安く最新の高速な外付けSSDを手に入れたいユーザーにはT7がオススメだ。
付属のケーブルはUSB Type-C to CとUSB Type-C to Aの2本。接続デバイスとしてはWindows PCやMac、Androidデバイスのほか、公称はしていないが一応Type-Cを採用したiPadにもつながることを編集部で確認している。iPad OSの「ファイル」アプリ経由で各種ファイルにアクセスできた。なお、余談ではあるがT7 Touchのタッチセンサーは一度PCで設定してしまえば、iPad Proでも指紋認証によるアンロックが可能だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう