Android標準のAudioFlingerは、48kHz/16bitの仕様
下記のリンクはAndroidの音楽出力の仕組みを示したものだ。
ここにある図表でHAL(Hardware Abstraction Layer)とは、ハードウエアに近い階層で、ドライバーを呼び出す部分だ。その直上にある、MEDIA SERVERが、以前Windowsの時に書いたオーディオ機能の「ミキサー」である。Androidでは「AudioFlinger」と呼ばれている。ちなみに「flinger」とは「投げる人」という意味の英語だ。
ミキサーであるからには、ストリーミングアプリの音に限らず、OSのシステム音やゲームの効果音など、全てを「統一したビット数とサンプリング周波数」で扱う必要がある。Androidの標準は48kHz/16bitである。これは、図表のアプリケーション層の下に書いてある「AudioTrack」(Android標準の音楽出力プログラムインターフェース)を使用する限りは、常に適用される制限となる。
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