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GIGABYTEの「G32QC」は5万円以下で買える最強の32型湾曲液晶

2020年05月22日 14時00分更新

ゲーミング製品らしく、ディスプレーの設定項目は豊富

 ゲーミングディスプレーということで、基本的な画面設定に加え、ゲーム系のサポート機能も豊富だ。ディスプレー設定は製品背面のジョイスティックから操作可能で、「ゲームアシスト」「セッティング」「ダッシュボード」の3つのカテゴリーが用意されている。

設定は製品背面のジョイスティックで操作できる。ボタンをポチポチ押すより直感的で操作しやすい

設定項目は「ゲームアシスト」「セッティング」「ダッシュボード」の3つのカテゴリーで構成されている

 「ゲームアシスト」は、主にゲームプレイ中に補助的に扱えるメニューがまとめられている。

ゲームアシスト機能のメニュー。ゲームプレイに関わる機能が収められている

 「エイムスタビライザー」は、FPSゲームなどの射撃の反動で起きる映像のブレ(いわゆる「ブラー」)を軽減してくれる機能。一瞬でも画面が不鮮明になることを避けられたり、3D酔いしやすいユーザーの場合は酔いにくくなる効果もありそうだ。設定からオフにできるゲームも多いものの、できない場合はこちらの機能を利用してみるといいだろう。

射撃の反動で起きる映像のブレを軽減する「エイムスタビライザー」

 また、独自にクロスヘア(照準線)やカウンターを表示することもできる。クロスヘアが表示されないゲームや、さまざまなゲームでディスプレー固有のクロスヘアを利用できるのがメリットだ。

画面中央に照準線を表示する「クロスヘア」。照準線の形や色はカスタマイズできる

 カウンターやタイマーについては、ショートカット操作で起動できる回数カウンター、カウントアップ、カウントダウンタイマーなどをオーバーレイ表示可能。これについては、ユーティリティ「OSD Sidekick」と合わせて後述する。そのほか、リフレッシュレートを画面端に表示したり、表示位置を変更する設定が用意されている。

タイマーやカウンター、リフレッシュレートを画面上に表示できる。ディスプレー内蔵の機能なので、ソフトを常駐する必要もCPUパワーを使うこともない

 「セッティング」は、画面の明るさや言語設定、フリッカーフリーやブルーライトカットなどの有効/無効を変更するメニューだ。

セッティングメニュー。明るさなど画面の見え方に関する調整はここで行なう

 代表的な機能としては、画像の暗い部分を明るく表示し、画面全体の視認性を高める「ブラックイコライザー」が挙げられる。ゲームの明度設定に限りがある場合、洞窟などの暗いシーンを明るく見せることでゲーム攻略の助けになるだろう。

 ゲームジャンルごとに適したコントラストや彩度を設定してくれる「ゲームモード」や、疑似的に画面の解像感を高める「超解像度」機能と合わせ、見やすい画面作りを追求してみるのがおすすめだ。

画像の暗い部分を明るく表示する「ブラックイコライザー」

超解像度のレベル0(左)とレベル4(右)の比較。画面下の文字の読みやすさや、壁の質感、絨毯の模様などに違いが現れている(画像をクリックして拡大画像を見比べてほしい)

 「ダッシュボード」は、CPU・GPU温度や動作クロックなどのハードウェア情報を表示できるメニューだ。

ダッシュボードをオンにすると、ハードウェア情報を画面上に表示できる

 表示項目は用意されたものの中から選択可能で、常に画面上にオーバーレイ表示されるため、ゲームをプレイしながらPCの情報をモニタリングしたい場合に使用するといい。PCのアプリではないため、ゲームのチート検出ツールなどでブロックされないのが利点と言える。

CPU・GPU温度や動作クロックなど、選択した情報を画面上にリアルタイムで表示する

 なお、本製品はソフトウェアおよびファームウェアを自動的に最新の状態に保つ新機能「GIGABYTE Auto-Update」を搭載している。周辺機器のファームウェアはついつい購入したまま使い続けがちなので、自動アップデートしてくれるのはありがたい。

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