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5月21日の発売に先立ち、ベータ版を先行試遊

第二次大戦SLG「Total Tank Simulator」は部隊を見守っても、ユニットを操作しても楽しめる意欲作だ!

2020年04月29日 16時00分更新

味方のユニットを強化し、部隊の兵力を高めるRPG要素

研究ポイントを使って味方のユニットを強化できる

資金を投じて部隊の攻撃力・防御力を上げるスキルを持つ「将校」を雇用できる

 味方のユニットを強化し、自らの部隊を強化していくRPG要素も導入されている。ミッションをクリアすれば資金と研究ポイントを獲得でき、次のミッションに備えてユニットを強化できる。さらに、「将校」を雇用すれば味方の攻撃力・防御力を強化でき、敵部隊に差をつけることも可能だ。

 従来のシミュレーションゲームと比較すると、本作のRPG要素は難度が低め。必要なアイテムを使って技術ツリーを次々とアンロックするだけですむからだ。長いテキストを読みこんでスキル効果を把握するのが苦手な人でも、気楽にRPGを堪能できるのがうれしいポイント。それでいて本格的な戦略シミュレーションが楽しめるのだから、なおさら魅力的に思えた。

自分が思い描く戦場を創造できるサンドボックスモード

自分が思い描く戦場を創造できるサンドボックスモードも用意

資金額、制限時間、マップ、対戦形式を自由に設定。キャンペーンモード以上の大規模な戦場を演出できる

 キャンペーンモードのほかにも、自分が思い描く戦場を創造できるサンドボックスモードも用意。使用できる資金額、制限時間、マップ、対戦形式(ベータ版は1v1モードのみだが、2v2モードなども確認できた)、プレイする部隊(ベータ版はソ連、ドイツのみ)を設定すれば、より自由で、より大規模な戦場体験が楽しめる。

ソ連軍専用の特殊車輛「熊」!?

 キャンペーンモードには登場しなかった兵士や車輛も利用できるのだが、中でもソ連軍専用の「熊」という特殊車輛に驚愕してしまった。なんと、この熊は背中にキャノン砲を装備しているのだ。なんという遊び心だろうか。ほかにもユーモア満載の特殊車両があるらしい。販売されたら真っ先に確認しておきたいものだ。

とてつもないポテンシャルを秘めた意欲作

ベータ版とはいえ、シミュレーションゲーム歴が浅い私も魅力的に思えるほどの出来であった。今後の展開次第では多くのゲームファンを惹きつけるタイトルになるだろう

 Total Tank Simulatorはまだベータの段階で、5月の発売に向けて誠意開発中といった状況である。一部調整した方がよさそうな部分(敵味方の挙動、将校のスキルなど)も見受けられたが、今後の展開によっては多くのゲームファンを惹きつけるタイトルになるだろう。とくにライトユーザーでも参入しやすいゲーム性と、異なる面白さを提供するプレイスタイルは、シミュレーションゲーム歴が浅い私でもかなり魅力的にみえた。5月21日の発売が待ち遠しいと思えるような、とてつもないポテンシャルを秘めた意欲作といえる。

ゲーム情報

・タイトル Total Tank Simulator(トータル・タンク・シミュレーター)
・ジャンル シミュレーション
・配信 505 Games
・開発 Noobz From Poland
・プラットフォーム PC(Steam)
・配信日 5月21日
・価格 1980円

Total Tank Simulatorの主なスペック
要件 最低 推奨
CPU Core i5(2.5GHz) Core i7(3.0GHz)
グラフィックス GeForce GTX 560 GeForce GTX 1050
メモリー 8GB
DirectX 9.0 10
ストレージ 3GB
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