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振動に強いから複数ドライブマウントでも安心

IronWolf×6基+FireCuda SSDで驚愕の100TBマシンを構築してみた!

2020年04月30日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII編集部
提供: 日本シーゲイト

1500MB/s超えのシーケンシャルリード

 早速、どのくらいのパフォーマンスかチェックしてみた。ストレージ性能計測でおなじみの「CrystalDiskMark 7.0.0」で計測したところ、下手なSSDより高速な結果となった。

「CrystalDiskMark 7.0.0」で計測。

「CrystalDiskMark 7.0.0」で計測できるピーク性能の結果。

 IronWolf HDDは、単体だと最大約210MB/sのシーケンシャルリードなため、単純計算だと210MB/s×6の1260MB/sなのだが、それよりも高速となる1554MB/sを記録。これなら、SATA接続のSSDよりは断然速いし、M.2接続のSSDでもミドルクラスの性能の製品と同等だ。それでいて容量が約87.3TBも確保できるのだから、理想的な環境ではないだろうか。

 これなら、写真や動画の編集作業で十分活用できるはず。100MBのRAWデータなら87万3000枚も保管できるから容量を気にする必要は皆無だ。

自作マシンにも搭載するならIronWolfの理由

 今回のような16TB×6基なんて環境は、金額的にもなかなか難しいが、例えばお値ごろな4TB×4基~6基で構築というのは意外と現実的かもしれない。そんなことを考えた場合、IronWolfシリーズのHDDを選ぶべきである。

 IronWolfシリーズはNAS向けに設計されたHDDで耐久性に優れており、特に振動に対して強い仕様になっている。先ほどの写真を見て分かる通り、複数台のHDDを装着した状態というのは、NASと同じ環境で個々のHDDの振動により、読み書きするには厳しい環境なのである。IronWolfシリーズなら、回転振動センサーを搭載し、過酷な環境でも性能を落とすことなく安定した読み書きを実現する。

 また、RAID 0だと1基でもHDDが故障したらデータが損失してしまう。IronWolfシリーズのような高い信頼性がないと、長く安心して使うことはできない。もしこれからマシンを組もうと考えたとき、IronWolfシリーズを強くオススメしたい。

 現在IronWolfを対象にしたキャンペーンを実施しているようなので、このゴールデンウイーク期間中にでも利用してみてはどうだろうか?

(提供:日本シーゲイト)

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