スポーツチーム向けの動画分析ツール「SPLYZA Teams」などを開発提供する、静岡県浜松市のベンチャー企業SPLYZAは、定点で撮影した授業動画を自動編集するiPhone/iPadアプリ「Lecta(レクタ)」を2020年4月22日にリリースした。5月中旬まで無料で提供する。その後の料金プランは未定だ。
新型コロナウィルスの影響化で授業のオンライン化が提案されてはいるが、動画コンテンツの撮影、編集作業にかかる労力、サーバーや通信の圧迫などの問題も存在している。Lectaを使えば、定点で黒板を全体が映るように撮影するだけでズームやパンなどのカメラワークを自動編集したうえで、動画ファイルのデータも軽量化してくれる。
中部大学の機械知覚&ロボティクスグループ 藤吉・山下研究室と共同で開発。4月1日に共同開発の打診をもらった、SPLYZAの土井寛之代表取締役はわずか2週間半の開発でアプリをリリースした。「コロナの影響で大学でオンライン授業を早急に検討しはじめていて、動画の撮影や編集の手間が大変なこと、ファイルサイズが大きくなり通信の問題があることなどをお聞きしました。SPYZAは元々スポーツの動画分析アプリを高校や大学の部活等に提供していますが、3月以降休校になり営業活動をほぼ停止せざるを得ない状況でした」とスピード開発の経緯を語った。
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