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授業を止めない、富士通の教育向け機「Men In Box」をアピール

2020年04月20日 09時00分更新

「教育現場を熟知している私たちから見れば、授業を止めずに、安全に、効率よく進めるためにはなくてはならない要素、機能が入っているのがMIB」

(富士通クライアントコンピューティングの斎藤邦彰社長)

富士通クライアントコンピューティングのドイツ拠点

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が、ドイツ・アウグスブルグに設立したPC開発の新会社「FCCL GmbH」が、2020年4月1日(現地時間)から、事業を開始した。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界的に経済活動が抑制されるなか、厳しい経済環境下での船出となったが、FCCL GmbHは、今後のFCCLが推進するグローバル戦略において、重要な役割を果たすことになるのは間違いない。

オールハンズミーティングで齋藤社長が講演している様子

 もともと富士通ブランドのPCは、欧州では長年の実績を持っている。

 いまから21年前の1999年4月に、富士通は、独シーメンスAGが50%ずつ出資して、ジョイントベンチャーの「富士通シーメンス・コンピューターズ(FSC)」をドイツに設立。独自に、欧州市場向けにサーバーやストレージ、PCなどを開発、生産、販売を行ってきた経緯があるからだ。

 当初は、「FUJITSU-SIEMENS」のダブルブランドで展開していたが、当初計画通り、10年間でジョイントベンチャーを解消。エネルギー、インダストリー、ヘルスケアの3分野にリソースを集中したいシーメンスと、IT分野におけるグローバル戦略を加速したい富士通との思惑が一致して、2009年4月に富士通が全株式を取得。「富士通テクノロジー・ソリューションズ(FTS)」に社名を変更して事業を継続。それ以降は、欧州市場においても、「FUJITSU」ブランドでビジネスを行ってきた。

 とくに、本拠となるドイツ国内においては、シーメンスの流れを汲んだブランドとしての認知度もあり、「FUJITSU」ブランドのサーバーやPCは、高い評価は受けていた。

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