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レイトレーシングがもたらすヴァニラにはない華やかさ

Minecraft with RTXベータ版をGeForce RTX 20シリーズ5本で検証

2020年04月19日 11時00分更新

注目設定は「Upscaling」と「Ray Tracing Render Distance」

 現時点でのMinecraft with RTX betaで注目すべき設定は「Upscaling」と「Ray Tracing Render Distance」の2つ。前者をオンにするとAIを利用した負荷軽減技術「DLSS 2.0」が有効になる。DLSS 2.0については「DLSS 2.0をレビュー、GeForce RTXの価値を爆上げするWQHD&4K時代の救世主」で解説している通りだが、Mincraft with RTX betaではDLSS 2.0の画質設定(クオリティー/バランス/パフォーマンス)は選べない。

 筆者が見た感じではクオリティー設定で固定されているようだが、解像度がフルHDだと若干眠く感じるかもしれない。その場合はオフにすべきだが、フレームレートはがっつり下がってしまう。

Upscaling設定オン、すなわちDLSS 2.0を利用した場合。画面上部の「Upscaling Mode」の部分に「DLSS」と表示される。看板の「RTX」の輪郭に線が見えるだろうか?

Upscaling設定をオフにしてDLSSを無効にすると、RTXの輪郭に見えていた線が消える

わかりやすいように拡大して比較してみたもの。左がUpscaling(DLSS 2.0)ありで、右がUpscalingなしの場合

 Ray Tracing Render Distanceについては通常のMinecraftと同様に遠方のブロックをどこまで描画するかを決定する。デフォルトは8チャンクになっているが、この数値を増やせば(最大24チャンク)、当然描画負荷やVRAM消費量も高まる。この設定の影響はのちほど検証するが、自分のGPUと相談して設定しようとしか言えない。ちなみに、レイトレーシング無効時は160チャンクまで描画する設定になっている。

Ray Tracing Render Distanceをデフォルトの8チャンク設定での見え方。遠方は霞んで何も見えない

Ray Tracing Render Distanceを最大の24チャンク設定にすると城が見えるようになる

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