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家で仕事をする、家で遊ぶ。画面は大きいほうがいい:

iPad Proは今だからこそ12.9インチを買うべきでは

2020年04月18日 12時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

テレワークの助けになると思って自腹で購入

 3月25日に新しいiPad Pro(いわゆる「第4世代」)が発売されました。さっそく筆者も12.9インチのモデル(128GB)を購入。iPad Proのファーストインプレッションやレビュー記事は、ASCII.jpにも掲載されているので、今回は「なぜ12.9インチなのか」という個人的な話をしたいと思います。

もちろん自腹で購入しました

 まずは、iPad Proにした理由。仕事で使うからです。「これからはテレワーク化が進む! MacとiPhoneのユーザーだから連携も苦じゃないし、PDFにガシガシ赤入れするからApple Pencilもあわせて買ってしまうか!」と、これは仕事のためであるからやむを得ない出費なのだ、うーん、ワハハ購入! そんなテンションです。翌月の支払いについては深く考えないことにします。

 Cellurar+Wi-Fiモデルのほうが便利だという意見もありますが、自分の場合、iPhoneでテザリングができる、自宅でも編集部でもWi-Fi環境がある、購入するのは12.9インチなのでそんなに持ち歩いてバシバシ使わない、などの理由で、Wi-Fiモデルを選びました。

 容量は、「音楽ファイルはiPhoneに入れているし、大容量のファイルはむしろMacで扱う。動画や写真の編集はそれほどしない、出費は抑えたい」と考え、128GBのモデルをチョイス。

やはりホームボタンがないとスッキリした外見になりますね。初代から考えると、ベゼルも狭くなったものです

 とはいえ、11万5280円。あわせて買った第2世代のApple Pencilは1万5950円。ケースは「Smart Folio」も買いました、1万1500円。真顔になります。もういいや。

第2世代のApple Pencil。いろいろと書き込むことが多いので購入は迷いませんでした

いろいろケースはありますが、Apple Pencilを側面にくっつけることも考えて純正のSmart Folioをチョイス

 ともかく、これで編集部でも仕事でも役立つデバイスが手に入ったぜ! と思っていたのですが、持ち運ぶどころか、外出もしにくくなるような世情になってしまったのは、すこし悲しいことです。まあ、日本だけではなく、世界中の人たちが踏ん張っている状況。嘆いても仕方ありません。

意外と前モデルを買ってもよいかもしれない

 さて、ご存知の方も多いとは思いますが、iPad Pro(第4世代)のスペックを確認しておきましょう。

  11インチ
iPad Pro
(2020)
11インチ
iPad Pro
(2018)
iPad Air
(2019)
iPad
(2019)
価格(Wi-Fi) 8万4800円~ 8万9800円~ 5万4800円~ 3万4800円~
価格(Cellular) 10万1800円~ 10万6800円~ 6万9800円~ 4万9800円~
ストレージ 128/256/512GB
1TB
64/256/512GB
1TB
64/256GB 32/128GB
ディスプレー 11型液晶
広色域(P3)
True Tone
11型液晶
広色域(P3)
True Tone
10.5型液晶
広色域(P3)
True Tone
10.2型液晶
フルラミネーション ×
画面解像度 2388×1668 2388×1668 2224×1668 2160×1620
画素密度 264ppi 264ppi 264ppi 264ppi
サイズ 247.6×178.5
×5.9mm
247.6×178.5
×5.9mm
250.6×174.1
×6.1mm
250.6×174.1
×7.5mm
重量(Wi-Fi) 471g 468g 456g 483g
CPU A12Z A12X A12 A10
カメラ 12メガ
(F1.8)
超広角10メガ
(F2.4)
12メガ
(F1.8)
8メガ
(F2.4)
8メガ
(F2.4)
インカメラ 7メガ
(F2.2)
7メガ
(F2.2)
7メガ
(F2.2)
1.2メガ
(F2.2)
生体認証 Face ID Face ID Touch ID Touch ID
無線LAN Wi-Fi 6
(MIMO対応)
802.11ac
(MIMO対応)
802.11ac
(MIMO対応)
802.11ac
(MIMO対応)
SIM(Cellular) nanoSIM+eSIM
Apple Pencil ○(第2世代) ○(第1世代)
Smart Keyboard ○(Smart Keybaord Folio)
Magic Keyboard ×
コネクタ USB-C USB-C Lightning Lightning
動作時間(ネット) 最大10時間 最大10時間 最大10時間 最大10時間
バッテリー 28.65Wh 29.37Wh 30.2Wh 32.4Wh
ワイヤレス充電 ×
カラバリ シルバー、スペースグレイ シルバー、スペースグレイ、ゴールド
  12.9インチiPad Pro
(2020)
12.9インチiPad Pro
(2018)
価格(Wi-Fi) 10万4800円~ 11万1800円~
価格(Cellular) 12万1800円~ 12万8800円~
ストレージ 128/256/512GB、1TB 64/256/512GB、1TB
ディスプレー 12.9型液晶
広色域(P3)
True Tone
フルラミネーション
画面解像度 2732×2048
画素密度 264ppi
サイズ 280.6×214.9×5.9mm
重量(Wi-Fi) 641g 631g
CPU A12Z A12X
カメラ 12メガ(F1.8)
超広角10メガ(F2.4)
12メガ(F1.8)
インカメラ 7メガ(F2.2)
生体認証 Face ID
無線LAN Wi-Fi 6(MIMO対応) 802.11ac(MIMO対応)
SIM(Cellular) nanoSIM+eSIM
Apple Pencil ○(第2世代)
Magic Keyboard
Smart Keyboard ○(Smart Keybaord Folio)
コネクタ Type-C
動作時間(ネット) 最大10時間
バッテリー 36.71Wh
ワイヤレス充電 ×
カラバリ シルバー、スペースグレイ

 2018年発売の前モデル(第3世代)からアップデートされたポイントの中では、デュアルレンズとなっただけではなく「LiDAR Scanner」システムを搭載してAR体験が向上したカメラと、Wi-Fi 6をサポートしたほか、一部のLTEバンドに追加で対応した通信周りが目を引きます。なお、プロセッサはiPhone 11や新しいiPhone SEに搭載されたA13ベースではなく、A12Z Bionicです。

カメラ部分が大きく変わったため、前モデルで使っていたケースは流用しにくいかも

 そうはいっても、第3世代と第4世代で使い勝手はそれほど大きく変わらないと思います。カメラをのぞけば、性能面で、「ああ、明らかに前モデルと違う!」と感じるシーンはそれほど多くないのでは。

 だからこそ、価格が下がっているなら、前モデルを買うのも選択肢の1つかと思います。こちらでも第2世代のApple Pencilや、トラックパッドをそなえたキーボードケース「Magic Keyboard」も使えるわけですから。

 そう、iPad Proと同時発表されたMagic Keyboard(3万4980円~)が気になる人は多いでしょう。アップルのBluetoothキーボードも同名なので、ちょっとややこしいのですが……。

iPad Pro用の新しいMagic Keyboard

 アップル純正のキーボードケースとしては「Smart Keyboard Folio」もありますが、iPad Pro用の新しいMagic Keyboardは、iPadOS 13.4で初めて対応するトラックパッドと、パススルー充電が可能なType-C端子を搭載したことにくわえ、iPadを「磁石で浮かせて固定し、角度を自由に変えられる」という、その名の通り“Magic”な外見も気になるところです。

 とはいえ、そちらは実物が手元にないので、レビュー記事はしばしお待ちください。今回は手元にあるiPad ProとApple Pencilで話を進めていきます。

最大60W(PDOは5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A)のUSB充電器AUKEY「PA-Y12」もあわせて買いました

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