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お手頃価格のスタンダードノートPC、ゲーミングノートPC、ゲーミングデスクトップPCで試した

バトルロイヤル初心者も始めやすい「PUBG LITE」をプレイ! オススメな10万円台前後のPC3台で遊んだ

2020年04月03日 11時00分更新

コンパクトで設置しやすい、取っ手付きで屋内での持ち運びも

コンパクトなケースを採用するG-Tune PL-B

 G-Tune PL-Bは、およそ幅178×奥行395×高さ298mmと、デスクトップとしてはコンパクトな部類に入るゲーミングパソコン。ミドルタワーやフルタワーと比べて設置しやすく、パソコンデスクがちょっと狭い場合でもデスクの下ではなく上にマシンを置きたいという際にも重宝する。

 加えて、筐体上部の前面に取っ手がついており、屋内でちょっと場所を移動させたい、少しどけて掃除したいなんてときに便利だ。また、オフラインで集まってゲームを楽しむLANパーティーなどにも、ノートほどではないが持っていきやすい筐体だろう。

本体上部前面に持ち運びに便利な取っ手を備える

 デザイン的には全体的に黒でまとめてあり、前面に赤いLEDのラインがあるというゲーミングらしいデザインではあるが、ド派手なマシンではないので自宅で仕事するデスクに置いてあっても違和感はないだろう。先述したとおりコンパクトでパソコンデスクにも設置しやすいので、ゲームプレイ兼仕事用メインマシンとしてもオススメできる。

 また、前面の右側にUSB端子とヘッドフォン出力、マイク入力を備えているのもポイント。ゲーミングヘッドセットをパソコンとコンシューマー機どちらでも使いたいといった場合に、すぐ取り付け/取り外しが可能なのはうれしい。

 エアフロ―としては左側側面と底面から吸気し、背面から排気するというスタンダードなもの。ただし、側面のメッシュ加工されている部分の面積が広く、しっかりとビデオカードやCPUに風が当たるようになっているので、冷却性能は結構高い。さらに、底面のメッシュカバーは簡単に取り外せるので、掃除などのメンテナンスも楽だ。

側面の広い範囲がメッシュ加工になっている

 そのほか、コンパクトなパソコンだと採用されがちなSFX電源ではなく、標準的なATX規格の80PLUS BRONZE認証を取得した500W電源を搭載。個人的にパソコンのパーツの中で電源が1番質にこだわったほうがいいと思っているので、この選択は好印象だ。

PUBG LITEは超快適、設定次第では144HzディスプレーでPUBGも!

 G-Tune PL-Bの主なスペックは、Core i5-9400、GeForce GTX 1650、8GBメモリー、256GB M.2 SSDという構成だ。こちらも基本性能からチェックしていこう。

 パソコンの総合性能をチェックできるPCMark 10では、総合スコアが4718という結果に。また、ソフトウェア起動とブラウザーの描画速度を示す「Essentials」は8442、WordやExcelなどのアプリケーションの動作速度を示す「Productivity」は5609、動画編集機能や3Dグラフィックス性能を示す「Digital Content Creation」は6021だった。Officeソフトなどの作業はもちろん、写真・動画編集もある程度であればこなせるだろう。

PCMark 10の結果

 CPUの性能をCINEBENCH R20で計測したところ、CPUが2257、CPU(Single Core)が404ptsだった。6コア/6スレッドではあるものの、しっかりとしたスコアを記録した。PUBG LITEなどの軽いゲームであれば、設定次第で実況配信などの使い方もできそうだ。

CINEBENCH R20の結果

 CrystalDiskMarkでは、シーケンシャルリードで547.49MB/秒という結果に。ただ、試用機に搭載されていたSSDはSATA接続のSSDの速度なので、現在無料でアップグレードしているNVMe対応のSSDはさらに高速な結果が出るだろう。

CrystalDiskMarkの結果。ただしこちらは無料アップグレードされる前のSATA接続SSDの結果

 では、mouse X5-BG-Tune P5G-Tune PL-BでもPUBG LITEプレイ中のフレームレートを計測してみたので紹介しよう。こちらも、1920×1080ドット、フルスクリーンという設定で、グラフィックス設定のみを変更しつつ計測している。結果は以下のとおり。

PUBG LITEのフレームレート計測結果

 結果は、高い以下であればほぼ140Hz前後でプレイできるのが分かった。ウルトラでも平均が120fpsを超えたので、G-Tune PL-Bであればほぼ設定を気にせずプレイできるだろう。

 続いて、PUBGのフレームレートも計測してみた。1920×1080ドット、フルスクリーンでチェックしている。

PUBGのフレームレート計測結果

 結果は、ウルトラでも平均60fpsを超える結果になった。もし144Hzディスプレーと接続してゴリゴリ遊ぶのであれば、低いもしくは非常に低いにしてフレームレート優先でプレイするのもありだろう。

リーズナブルなマシンとPUBG LITEでバトロワデビューしよう!

 PUBG LITEは、基本無料でかつ低スペックなパソコンでも遊べるのに加え、Botの採用やARCADEモードなど初心者でも楽しみながらスキルを向上できる要素が多数用意してある。バトルロイヤルゲームを始めてみたいけど、最初から猛者揃いの島に降り立つのはちょっと……という人はぜひPUBG LITEをプレイしてみてほしい。

 また、今回紹介したmouse X5-BG-Tune P5G-Tune PL-Bは、いずれもリーズナブルな価格ながらPUBG LITEはしっかりと遊べる性能をもっているマシンだ。PUBG LITEも楽しめて仕事でも使うメインマシンであればmouse X5-B、PUBG LITEなどライトなゲームを超快適に、少しスペックが必要なタイトルも設定次第で遊べるノートパソコンであればG-Tune P5、同じ感じでコンパクトなデスクトップであればG-Tune PL-Bを検討してみてはいかがだろうか。

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