東京都とNEDOが水素の普及に関する協定を締結
東京都と国立研究開発法人エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は1月23日、水素エネルギーの普及促進に向け、基本協定を締結したと発表した。
次世代のエネルギーとして注目される「水素エネルギー」の活用の推進、技術開発の推進、社会受容性の向上を図ることを目的としている。
今後、東京都とNEDOは、水素エネルギーの普及促進に向け、「それぞれが実施する事業の相互協力」「水素エネルギーの広報・啓発活動」の面で協業する。
イベントの共催や、YouTuberとコラボした情報発信も予定
具体的には、「東京スイソミル」など東京都の所有する施設を通じた情報発信やコンテンツ提供、福島県浪江町で実施している「Power to Gasプロジェクト」で製造した水素の都内イベントでの活用などが見込まれている。
また各種シンポジウムの開催でも協力する。第一弾としては、1月30日に開催する「東京都主催・水素エネルギー推進セミナー」で、NEDOが特別講演を実施することが明かされている。
さらに、水素に関するウェブサイト「Powerd by H2」を開設し、コミックによる情報発信や、YouTuberとコラボレーションした体験者目線での情報発信をしていくことも予定している。
NEDO理事長の石塚 博昭氏は「水素の利活用については、まだ第一歩を踏み出したばかり。普及のためには社会の理解が必要で、水素が身近に感じられる社会を作ることがNEDOの使命ではないかと考えています。東京都が持っているメッセージ力、NEDOの知見、双方のネットワークを組み合わせることで、相乗効果が生まれるのではないかと期待しています」と話した。
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